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The Deck To Beat This Weekend: 4-Color Saheeli

スタンダード

http://www.channelfireball.com/articles/the-deck-to-beat-this-weekend-4-color-saheeli/

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 GPユトレヒトで最重要なデッキテクはSamuel Vuillotらがもたらした。既に成功しているマルドゥ機体をメタに合わせた構成にしたのだ。何故マルドゥバリスタなる呼び方なのかは、メインに《歩行バリスタ(AER)》を4枚積んでいるのを見れば明らかだ。デッキ構成が赤白ベースから白黒ベースに移ったことも重要で、サイド後からPWコントロールに早変わりする。

 

 今週はさぞマルドゥ機体が流行ることだろう。完全にとは言わないが、従来のマルドゥ機体への対策はマルドゥバリスタにも効く。2週間前に書いた記事のあのアドバイスは、マルドゥバリスタ相手により顕著になる。メインボードの戦略がサイド後も通用すると思うな。メインでアグロだったマルドゥは、サイド後にコントロールとして振る舞いだす。

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 対マルドゥについて同じことを書くよりは、そもそもマルドゥバリスタが結果を残すに至った理由について語りたい…4Cサヒーリだ。このデッキは3週間前のGPピッツバーグ以降、順調に勢力を伸ばしてきたデッキだ。MO上ではマルドゥと同じくらい当たる。GPユトレヒトのマルドゥデッキがメインにバリスタ+サリアを積んでいたのを見れば、トッププレイヤーがいかにサヒーリコンボを意識していたのかが分かる。

 4-Color Saheeli

Berk Akbulut, Top 8 at Grand Prix Utrecht

土地

4《霊気拠点(KLD)》

4《植物の聖域(KLD)》

3《尖塔断の運河(KLD)》

2《伐採地の滝(BFZ)》

5《森(KLD)》

1《島(KLD)》

1《山(KLD)》

1《平地(KLD)》

生物

4《導路の召使い(KLD)》

4《ならず者の精製屋(AER)》

4《つむじ風の巨匠(KLD)》

4《守護フェリダー(AER)》

3《老いたる深海鬼(EMN)》

呪文

4《サヒーリ・ライ(KLD)》

1《実地研究者、タミヨウ(EMN)》

4《霊気との調和(KLD)》

4《蓄霊稲妻(KLD)》

2《霊気池の驚異(KLD)》

1《チャンドラの誓い(OGW)》

4《ニッサの誓い(OGW)》

サイドボード

1《実地研究者、タミヨウ(EMN)》

1《チャンドラの誓い(OGW)》

2《自然のままに(OGW)》

2《否認(AER)》

3《コジレックの帰還(OGW)》

3《不屈の追跡者(SOI)》

2《バラルの巧技(AER)》

1《不撓のアジャニ(AER)》

 

 4Cサヒーリは除去で身を守りつつPWとETBでアドを稼ぐミッドレンジだ。そのうえ、サヒーリとフェリダ―による瞬殺コンボの脅威を持ち合わせている。コンボに備えインスタント除去を構え続けるならアドバンテージで押してくるし、巻き返そうとタップアウトすれば無限コンボに対して無防備になる。

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 霊気池プランを取る者、深海鬼を取る者、どちらも取らずPWと生物を増やす者と使い手によってデッキが変わることは要注意だ。上記のリストは霊気池深海鬼共に取っているが、どんな構成の相手に当たっても不思議ではない。それと、精製屋や誓い(ときどき《雲先案内人(KLD)》)を使い倒して手札を次々補充するから、4Cサヒーリは息切れ知らずだ。

すべきこと

  •  パーマネントで対策しろ:4Cサヒーリが何故強いか。フェアゲームに長けているからだ。《闇の掌握(OGW)》をてこでも構えてもマナの無駄になるだけ。ビートプランにはマナ効率の良い動きで対抗せねばならず、スタンダードではフルタップアクションが求められる。《歩行バリスタ(AER)》《異端聖戦士、サリア(EMN)》《電招の塔(KLD)》《領事の権限(KLD)》がコンボから身を守る最良の手段だ。

  • プレインズウォーカーを落とせ:4Cサヒーリに限った話ではないが、プレインズウォーカーを生かしたままターンを渡すのはまずい。アドバンテージ差は開き続け、一たび落とし損ねたときには追加のプレインズウォーカーやブロッカーが場に投入される。お気に入りのPW処理カードは《餌食(SOI)》《苦渋の破棄(SOI)》だ。

  • ゲームを長引かせるな:4Cサヒーリ相手にゲームコントロールを試みてもうまくいかない。思い切ってフルタップして殴り切ると案外うまくいく。構成は千差万別だが、いずれにせよ4~5T目に無限コンボを揃えるのは容易くない。マナを整えて引きムラを解消するには時間がかかる。それに奴さんの除去は火力ばかりだから、序盤にデカブツを召喚しさえすれば圧倒できる。コントロールタイプの黒緑では難渋するだろうが、黒緑アグロ(それに先手)なら良いゲームになる。

避けるべきこと

  • 除去に頼りすぎるな:黒緑で4Cサヒーリと回していた当初は、サイド後除去をありったけ増やしていた。何せ、シナジー重視の生物デッキなんだからね!ところが生物量を保ち、ロケットスタートすべく積極的にマリガンする方が効果的なんだと後々気づいた。
  • 受け身になるな:同様に、勝ちを掴むために博打を打つことも時には必要になる。コンボ死を恐れずフルタップするか、除去を構えたままターンを重ねてテンポ負けするか。一つ選ぶなら、迷わず前者だ!

  これだけは覚えて帰ってほしい。コンボを恐れすぎるのは逆効果だ。ミッドレンジ生物デッキ相手と捉え、メインデッキの持ち味を損なうな。時にはタップアウトも厭わず、相手に息つく暇を与えるな。