Ixalan Limited Set Review: Green By Luis Scott-Vargas

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《古代ブロントドン》

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リミテッド:1.0

 そうだよな、このデカブツを叩き付けるのは楽しそうだ。しかし現実では8マナであり、除去耐性がないのでどうしようもない。ランプしたマナの使い道が欲しいなら(普通のデッキでは論外)、デッキに加えてもいい。

 

《アゾカンの射手》

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リミテッド:3.0

 到達と1点火力のセットは面白いな。2/1を咎め、3/3飛行を止め、おまけにタフ2以上の激昂生物を誘発させられる(自軍の生物にもダメージを飛ばせるのは珍しい)。

 

《目隠し霧》

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リミテッド:0.5

 フォグスペルはもともと嫌いなのに、こいつは延命にもならないとは(軽減できるのは生物へのダメージだけだ)。火力から生物は守れるが、そんなことではこの弱さは隠せないぞ。

 

《開花のドライアド》

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リミテッド:2.5

 5マナ級が沢山あるなら積もう。ビートダウンにはお呼びがかからないが、ミッドレンジでは使えるよ。

 

《殺戮の暴君》

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リミテッド:4.0

 《鱗ビヒモス(AKH)》の亜種だが、打ち消し不能とトランプルで大分違うぞ。レアリティ―の違いはあれ、こいつも殺戮ゲーを始める。コンバット以外で止めるのはほぼ不可能で、サイズがサイズなだけに受け止めるのも一苦労。タップアウトで唱えても裏目にならないので、出し得だぞ。

 

《巨大な戦慄大口》

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リミテッド:2.5

 サイズと能力が減って、《殺戮の暴君》よりは幾分弱い。とはいえフィニッシャーとして十分なので、ランプなら複数積んでもいい。赤緑恐竜アグロにすら入るだろうな。6/6トランプルを相手取るなんて勘弁だ。

 

 《恐竜との融和》

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リミテッド:2.0

 恐竜が10枚も居れば、柔軟なスペルになる。状況に応じて1マナで土地か生物を探せるというのは価値がある。使うためには恐竜ピックを必要とするが、いざ達成すれば土地の上位互換のようなカードになる。カード名が試作段階みたいだが、カードの強さには影響しないよ。

 

《塁壁壊し》

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リミテッド:1.5

 名に恥じず、最後の致死ダメージを貫通させるカードだ。マナが重く、序中盤に1ターン費やさざるを得ないので、進んで取りには行かない。ゲームエンドに1枚は欲しいが、取れなくても気にするものではない。

 

《押し潰す梢》

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 リミテッド:0.5

 サイド能力が1枚にまとまったぞ。大抵は飛行除去だが、必要とあらばエンチャント対策にもなる。

 

《貪る死肉あさり》

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リミテッド:3.0

 軟泥のようにアドを取り続ける。3マナ3/2で出たときに2点ゲインし、アタック時に+1/+1修正かゲインを選べる。能力はタイミングが限られ墓地が必要なのでボムではないが、抜けることはありえない優良生物だ。

 

《深根の勇者》

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リミテッド:1.5/3.5

 適切なデッキなら最高のカードになるとはいえ、緑のスペルは相当少ない。出たとき1/1でそのうち2/2や3/3になるから、マーフォークなら使える、他のデッキではなしだ。ぶっ壊れになるにはスペルは10枚以上必要だろうな。

 

《深根の戦士》

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リミテッド:2.5

 アグロ専用だが、堅実な仕事をする生物だ。デッキに先ず入る、アグロ引っ張りだこの能力を持っている。2/2で止められないパンプ能力を持ったような生物なので、プレリでの活躍が見られそうだ。

 

《大物群れの操り手》

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リミテッド:3.5

 過大評価に見えるだろうが、後半サイズの上がるマナクリってのは強いもんだよ。2マナのマナクリで、後々頼れるボディ。恐竜デッキじゃなくても入れよう。

 

創発的成長》

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 リミテッド:1.0

 相手の最弱生物が生贄に出されて終わりなので、重くて弱い除去だ。バウンスなりインスタントアクションなり相手には無力なので、プレイアブルか疑わしいな。

 

《皇帝の先兵》

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リミテッド:3.5

 厄介だな、1度でも通ればアドを稼ぎ出す。4マナ4/3のレシオなので、支援せずとも使える。見れば取るし、こいつを通せるカードを探しに行くぞ。

 

《葉を食む鞭尾》

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リミテッド:3.0

 これぞそれなりカードの代表だ。3/4到達はブロッカーにもアタッカーにもなり、おまけに種族シナジーも狙える。

 

《イクサーリの卜占師》

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リミテッド:2.5

 どっちに転んでも良いなんて素敵だな。探検は強い…0/31ドローや1/4占術1が2マナなら上出来だ。とはいえ、アグロでは使わないが。

 

《イクサーリの守り手》

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リミテッド:1.5

 他の2マナ2/2に比べれば、使いどころのある熊だ。起動はクソ重いので、飽くまでマナカーブを整えるために入れるべきだぞ。

 

翡翠の守護者》

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リミテッド:2.5

 大好きな1枚だ。最悪4マナ3/3呪禁だし、カウンターを載せるマーフォークは沢山いる。《吸血鬼の印》や《風と共に》があるので、望むなら巨大な呪禁生物が誕生する。

 

《ジャングルの探査者》

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リミテッド:0.5

 内緒なんだが、こいつは使えないぞ。サイズは小さすぎ、起動は重すぎる。マーフォークですら使えない。

 

《クメーナの語り部

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リミテッド:1.5

 青緑なら使えるが、他ではパスだ。他に生物が居ないと2/2になれないなんて弱いし、5~6T目になれば達成してももはや用無しだ。

 

《マーフォークの枝渡り》

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リミテッド:3.5

 レシオが素晴らしいな。コントロールであっても、あるだけデッキにぶち込め。2マナで1ドローできる生物は、アグロがどうこうを越えてるだろ?

 

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リミテッド:1.5

 見た目よりは強そうだ。盤面への影響がそれなりにある。とはいえ、伸ばしたマナの使い道は必要だが。

 

《老樹林のドライアド》

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リミテッド:0.0

 尖った点数付けだが、理由はある。アグロに入るかもしれないが、ぞっとしないな。《指名手配の獄道者》との比較も出来るが、序盤の土地加速は宝箱2つより強いし、何より《指名手配の獄道者》が暫く後に死亡して誘発するのに対してこちらは出したら直ぐ相手が加速する。1T目に出したらもう負けだ。2T目に3/2が出て相打ちされたり、3~4T目に4/4が出て来る。1Tに複数アクションを取るプランもあるが、限定的すぎる。環境理解が進んで評価が変わるかもしれないが、初見としてはゴミ扱いだ。

 

《襲撃》

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リミテッド:3.5

 コモンの格闘スペルは得難いものだし、激昂と大型生物のお陰で期待は裏切られない。取って使って楽しくなろう。

 

《群棲する猛竜》

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リミテッド:3.5

 「そこそこ」から強力の間に位置するカードだ。確実に1:1以上の交換を取る。相打ちしつつ土地加速するのは素晴らしいし、激昂を上手く誘発させられたなら、自分に酔っちゃうね。

 

《貪欲な短剣歯》

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リミテッド:1.5

 他の人はどうあれ、個人的にはプレイアブルってところかな。悪いカードではないが、3マナ3/2で死亡時2点ゲインは、進んで取りに行くカードではない。ライフが欲しい時にゲイン出来る訳でもないので、熾烈なライフレースに貢献もしなさそうだ。

 

《切り裂き顎の猛竜》

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リミテッド:4.5

 さーて、殿堂クラスの猛竜の登場だ。激昂なしでも優秀なのに、ブロックやダメージ除去を咎めさえする。叩き付けてやれ。

 

《川守りの恩恵》

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リミテッド:1.0/3.5

 マーフォークデッキだけに恩恵をもたらすカードだ。2マナインスタントで+1/+1カウンターを載せれば、コンバットをぶっ壊しつつ後々のゲームも支配できる。カウンターは2体にばら撒いたり、一体に集中も出来る上、+1/+1シナジーや呪禁マーフォークも考えれば活躍の機会は多そうだ。

 

《凶暴な踏みつけ》

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リミテッド:4.0

 名前通り、狂暴に相手を踏みつける。4マナ恐竜を出した次のターンに相手の4マナ圏を食ってやればゲームエンドだし、激昂も誘発させられる。恐竜関係なく強いので、見たら取れ、使えば勝てる。

 

《形成師の聖域》

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リミテッド:1.0

 環境の趨勢は不明だが、これがメインカードになったら驚くな。デッキによってはこれ1枚で完封することもあるだろうが、脳筋相手に5T目に引いたら悲しくなる。

 

《真っ二つ》

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リミテッド:0,5

 緑はサイドカード多いね。

 

《噛み付く帆背びれ》

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リミテッド:3.5

 コンバットで登場させれば、生物を落として5/5が残る。警戒して殴ってこなくても単にエンドに出して殴り出せるから裏目がない。ハマった時に狂暴で、素で十分なカードってのは強い。

 

《棘尾ケラトプス》

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リミテッド:1.0

 使う機会は少ないだろうから、複数を止めることもないだろうな。のっそりバニラなので、これより強いのはいくらでも居る。

 

《轟く棘背びれ》

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リミテッド:3.0

 7マナは重いので過信は禁物だが、ランプして出してやればいい。単体で完結しているので、ランプやコントロールのフィニッシャーにピッタリだ。

 

《ティシャーナの道探し》

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リミテッド:3.0

 探検は依然強い。

 

 《新緑の再誕》

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リミテッド:2.0

 正直使うのが楽しそうだ。唱え直す必要があるので除去回避カードとしては二流だ(ETBは使いまわせるが)。とはいえニコイチカードであり、単にサイクリングとしても使える。総じて、大体のデッキに入るカードと言えるし、環境理解によっては更に評価が上がるかもな。

 

《翠緑の太陽の化身》

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リミテッド:3.5

 莫大なライフを与えてくれるし、単体で場を持ちこたえられる。バウンスされてもへっちゃらなので、こいつにライフレースを挑むのは無謀だ。

 

《蔦形成師の神秘家》

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リミテッド:3.5

 自身を対象に取れるので最低でも3マナ2/4、しかも大抵それより強い。これぞマーフォークを目指す指針であり、失敗しても腐らない。

 

《原野を目覚めさせる者》

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リミテッド:4.5

 起動ごとにドローしてるようなもんだ。後半に土地は大量に余ってるから。4マナ3/3が5/5や6/6を生み出すのはぶっ壊れなので、パックから出て欲しいトップレアの一つだ。

 

《野茂み歩き》

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リミテッド:1.0/3.0

 探検カードが5枚もあれば、デッキに入れてやれる。探検を引けなくとも悪いレシオではなく、1度でも誘発させられたなら満足だ。

 

コモン5選

5.《深根の戦士》

4.《川守りの恩恵》

3.《葉を食む鞭尾》

2.《ティシャーナの道探し》

1.《襲撃》

 《川守りの恩恵》で2体にばら撒くのが容易なら、緑のコモンで2位につけるだろう。マーフォークが組みやすいかは分からないが。他のカードは攻防両面揃っているが、どっちかと言えばランプ/防御的なカード寄りだね。