Rivals of Ixalan Limited Set Review: Red By Luis Scott-Vargas

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昇殿追記

 昇殿について話したい。コメ欄で盛んに議論が戦わされているからね。先ず、昇殿が嫌いなわけじゃない…高評価はしないが。事前予想よりは達成するようだし、シールドでは頻発してる。にしても9T達成が7T達成になっただけで、カードの性能が大幅に変わるわけではない。昇殿しないと役に立たないカードは嫌いだし、達成してたところでぶっ壊れない。2/3飛行が+1/+1されるような、素で強いカードが強化されるのが好みだ、昇殿がクソ強なカードを除くが。

 評価が変わることもあるだろうが、大概のカードはそのままだよ。昇殿達成は無理とは言わない…皆はカードの良い部分を見て、私は悪い部分を見てるだけさ。人は上振れの可能性を過大評価するし、私は逆で過小評価する。でも、昇殿がかなり・常に達成できると思うのは危険だ。盤面や状況に左右される。

要約:昇殿達成は速いらしいが、達成したところで高が知れてる。昇殿デッキを目指す理由にならないし、昇殿達成が容易と考えるものではない。

 

 

《血染めの太陽》

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リミテッド:0.5

 キャントリがあるので、変身土地を持つ相手への有効なサイドだ。強力な変身相手に入れ、キャントリでアドは失わない。《進化する未開地》には気をつけろよ、一たびこいつが出れば用をなさなくなる。

 

《砲撃》

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リミテッド:3.5

 こいつの評価に言葉を山と降らせることもない。除去したい大概の生物を、インスタントで燃やす。

 

《鉄面提督の報奨》

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リミテッド:0.5

 これさえあれば昇殿間違いなし!ともあれ、7マナで盤面に影響なし。コントロールミラーを制する要になるかもしれんが、言い過ぎだね。

 

《鉄面連合の掠め取り》

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リミテッド:1.5

 海賊が欲しい、宝箱も欲しい、そんな時はこいつの出番だ。とはいえ期待すんなよ。4マナ3/3に宝箱がついたところで、大した活躍はしない。

 

《海賊の示威》

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リミテッド:2.5

 何ともイカしたバットリだ。非海賊でもコンバットを制するのは容易で(3/3が4/4を破るだけで上等)、海賊に至っては凄まじい。普通なら勝ち確のゲームで負ける類のカードだ。他のパンプと組めば10点以上ぶっ飛ばす上に、単体でも強い。優秀なカードなので、生物が12体もあれば先ず積めるよ。

 

《突進するタスコドン》

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リミテッド:2.0

 突進って名前なのに速攻ないの?ともかく、面白いカードが来たぞ。本体に通した時のダメージを恐れブロックされやすい生物なので、バットリと相性がいい。5マナ圏には他の候補もあるので、急いで取る必要はない。

 

 《勇敢な海賊》

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リミテッド:1.5/3.0

 安定して1T目に出せるなら、ピックも吝かじゃない。海賊が少ないのにこれを使うのは冒険だが、最悪3T目に2/2として出せるので死に札にはならない。上手く使うには8体以上海賊が欲しいが、4体くらいでも渋々使うかな。

 

《凶兆艦隊の向こう見ず》

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リミテッド:3.5

 瞬唱の色違いとは素敵だね(つけられる綽名は酷いものばかりだが)。相手のデッキが特殊でもない限り後半は良スペルを奪えるし、除去でなくともバウンスやバットリだけでも上等だ。2T目に出しても強いので、相手のデッキがボムスペル揃いでもない限りは早めにクロックとして出すべきだ。どのタイミングでも強い2マナ生物は素晴らしいぞ、分かるよな?

 

 《原初の嵐、エターリ》

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リミテッド:4.0

 タイタンシリーズ(原初とか、墓所とか)を思い出させる。ETB時の誘発はないがサイズはでかいし、生きてターンが返ればアタックしてマナ要らずの2ドローになる。大した能力な上、6マナ6/6の時点で買いだ。ストームと名がつくカードが好きなので、パックから出たらホクホクだ。

 

《狂信的扇動者》

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、リミテッド:3.0

 この手のカードは1枚は積むし、環境にタフ1が多ければ2枚目以降も考慮に入る。強襲の種になりつつ序盤にダメージを稼ぎ、後半はチャンプしつつ2/1や3/1を道連れにする。1点ダメカードゆえ、相手のサイズに合わせてサイド調整しろよ。

 

《帝国の先駆け》

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リミテッド:3.0

 このサイクルの上振れは凄まじい。強力なサーチ先が居れば、先駆け自身の点数もうなぎのぼりだ。こいつの能力も上々で、タフ1を咎めつつ激昂を誘発する(枚数が少なくとも良い)。出した次ターンにはサーチ先のお目見えだ。強龍が居れば帝国が始まるので、早めに取って恐竜に行くのもありだ。

 

《恐竜変化》

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リミテッド:3.5

 リスキーだが、効果は絶大なカードだ。6マナかけて出した時にライフを15に戻すため、序盤のダメージを通せるようになる。ターンが返ればライフと引き換えに相手の最大生物を食えるが、ライフが低いなら小型生物で済ませよう。欠点としてはマスト誘発なので、相手が出し続ける限りこちらのライフも減り続けるんだ。

 出してから速やかにゲームを終わらせなければならないのは、他のフィニッシャーカードとの違いだ。強力とはいえ、死ぬ前に自軍を展開して勝ちにいく必要があるぞ。ライフゲインと相性が良く、バウンスや除去で自殺を免れるのも可だ。それに、対象に取った生物をスタックでバウンス/除去すれば、ダメージは立ち消えだ。

 

 《エリマキ死吐き》

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リミテッド:2.5

 アグロがこれを抜くなんてありえないな。どんだけ後半だろうと本体ダメージ源になる。《帝国の先駆け》とコンボが組めるし、除去以外で対処するのは厄介だ。ランプなら不採用だが、アグロなら積むのが正解。

 

《ゴブリンの先駆者》

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リミテッド:3.0

 2マナ回避持ちは何時だって強力だが、その1例。ブロックが困難なので容易く4~6点稼ぎ、ダブルブロックへバットリも合わせやすい。こういうのがあるから、環境は低速化しないな。

 

《反逆》

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リミテッド:3.0

 良いね。最重要生物は落とせないが、軽いので先ず入る。大体、2番目にデカい生物を落とすことになるが、サイズがどっこいどっこいなら最大の生物もいけるだろう。1マナで2~4マナ、場合によってはそれ以上を落とせるならお気に召すさ。

 

《針歯の猛竜》

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リミテッド:3.0

 デッキの核になる激昂生物はそうないが、こいつは別だ。ちくちくダメージを浴びせると針で串刺しにするが、この環境それが可能なんだよな。《帝国の先駆け》が最高の相棒だ。サーチをして、出て直ぐさま除去が飛ぶ。単体であっても、相打ちしつつ別のを落としたり、デカブツをチャンプして1:1交換にも出来る。3.5にしても良いが、《渇望の時》《水結び》《光明の縛め》がネックだ。

 

 《オラーズカの猛竜》

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リミテッド:1.5

 恐竜デッキなら評価がちと上がるかもだが、特筆するものはない。そこそこレシオにダブルシンボルなので、積む理由がある/必要な時は使えば良いよ。

 

《海賊の略奪》

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リミテッド:1.5

 盤面展開が滞ってもOKな状況なら、強力なカードになる。あの本家略奪とは別なカードだが、最弱カードを捨てて2ドローと宝箱に出来るなら十分。色タッチや昇殿が関わるデッキなら強さが増すが、2色アグロでは不必要だ。

 

《無謀な怒り》

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リミテッド:2.5

 デカブツがあれば評価アップ。実際強いよ。タフ3に当てても良いし、除去へのレスポンスやチャンプ生物を活用しても良いので、強力な上小回りが利く。もち、激昂と相性もいいぞ。

 

《再燃するフェニックス》

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リミテッド:4.5

 レシオクソ強な飛行であるばかりでなく、除去や追放効果に耐性さえある。バカげた強さを誇る、環境有数のカードだ。

 

《激怒》

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リミテッド:2.0/3.0

 オーラはデッキを選ぶが、アグロが喜んで使う1枚。そうそうブロックされることはなくなり、それがたった2マナとは。アタック強制は欠点だが大したものではない。点数がここ止まりなのはデッキを選ぶから。アグロこそが望むカードだ。

 

《基盤の揺るぎ》

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リミテッド:1.5

 サイド要員に見えるが、キャントリがあるのでメインに1枚挿しても可。激昂とも相性が良いが、地震が起きるほどのパワーはないので点数低めで。

 

《粉砕》

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リミテッド:0.5

 サイドつったって下の下だぞ。アーティファクトしか対象に取れないから、滅多に使わない。

 

《銀まといのフェロキドン》

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リミテッド:1.0

 銀?銅の間違いだろ。これだから7マナフィニッシャー(そんなんあるか知らんが)はイヤなんだ。除去やバウンスに無力な上、激昂は土地をサクられて終わりなので、満を持して出したところで見合わない。フィニッシャーが足りなければ積んでもいいが、使いたかないな。

 

《暴走する角冠》

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リミテッド:2.0

 恐竜を満載してるなら、こいつは暴走を始める。恐竜はアグロ以外もあるので、赤緑ミッドレンジよりは赤白アグロのマナカーブトップに据えるべきカードだ。

 

《風雲艦隊の剣客》

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リミテッド:2.5

 昇殿達成が面倒でも、2マナ2/2はプレイアブル。大体使うことになるので、4点パンチの機会もあろうさ。

 

《太陽襟の猛竜》

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リミテッド:1.0

 何とも奇天烈だな。2/2相手に殴りには行けないので、2マナ圏とは呼び難い。終盤になれば火の玉のように本体10点をぶちかませるので、欲しければどうぞ。怪しいところなので、アグロに傾いててフィニッシャー不足なら使えば良い。序盤殴れないっていうのは安定性を大きく損なうけどな。

 

《意気がった海賊》

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リミテッド:3.0

 さらっと強襲すれば、納得のレシオに。意気がれない時もあろうが、海賊でありマナカーブを埋める役割がある。

 

 《ティロナーリの冠》

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リミテッド:1.5

 あれこれ語りがいのあるカードだ。1点ダメで激昂を誘発させられるし、相手のタフ1の除去にもなる。パワー修正とトランプルを付与するので、回避持ちに貼ればダメージは加速する。使い道としては、タフ2回避生物や、コンバットを耐えられるデカブツ、相手のタフ1生物にエンチャントできる。使い出はあるが、必要条件がちとキツイからデッキから抜けるカードでもある。タフ2タフ3ばかりのデッキで使うなよ、1:2交換取られるだけだからな。

 

《ティロナーリの騎士》

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リミテッド:1.5

 昇殿を素早く達成できるとはいえ、コンバットした次の瞬間にはお陀仏だ。これを軸にするには昇殿が3~4枚か、横並びできるデッキ構成が必要だ。

 

コモン3選

3.《ゴブリンの先駆者》

2.《反逆》

1.《砲撃》

 2枚の除去にアグロ生物、ウズウズするね。赤はアグロ、守るより攻めるカラーだな。