Guilds of Ravnica Limited Set Review: Black By Luis Scott-Vargas

 

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 骨の障壁

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リミテッド:1.0

 採用障壁は高い。防御にしか使えず、サイズが小さ過ぎて諜報1で補えない。パワー0防衛では教導相手に辛いのもダメだ。それでこの点数さ。

 

張り出し櫓のコウモリ

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リミテッド:2.0

 前回の4マナ3/1飛行には吸血鬼シナジーの上振れがあった。今環境では、一応宿根があるか。脆すぎるので、デッキから抜くのに躊躇は要らないよ。

 

血の刺客

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リミテッド:3.5

 3/1絆魂は無視できない影響を盤面に与える。殴り合おうとするなら相手は相打ちせざるを得ないし、諜報カードは沢山(28枚)あるので、何度も復活する。除去系オーラがコモンに何種もあるので、必要とあらば≪血の刺客≫を除去して回収にかかれよ。

 

泥棒ネズミ

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リミテッド:3.0

 貪欲なネズミはリミテッドで世々強かったので、こいつも同じだろう。確実に1:1交換を取りつつ、チャンプでライフを稼いだりタフ1をビタ止まりにする。出来た2マナ圏だし、宿根デッキではとりわけ輝く。

 

夜の子

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リミテッド:1.5

 周りの2マナ圏と比べると、これまでの活躍は見込めそうにない。ゲインしつつ相打ちする使い道があるから、まだプレイアブルではある。とはいえディミーアの密告者しかり、天敵がゴロゴロ居る(一つ上のカードを見てみな)。

 

這い寄る恐怖

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リミテッド:1,0

 ゲインつき溶岩の撃ち込みがタダだと言っても、大抵の諜報デッキからは声が掛からない。アグロ諜報ならデッキに這い寄るかもしれないが、大方ベンチ要員。タダで唱えられる可能性に誘われて馬鹿を見るカードの代表さ。

 

死の重み

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リミテッド:3.5

 点数高すぎ?さてはまだ使ったことないね!ショックと違って、大型生物の弱体化にも使える。ソーサリータイミングを補う能力であり、黒のトップコモンだ。環境に大型生物が闊歩するなら≪致命的な訪問≫に先を譲るが、この軽さは抗しがたい。

 

致命的な訪問

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リミテッド:3.5

 無条件除去に諜報2。コモンに≪滅殺≫が来たみたいなもんだ。優秀な除去なので1枚目は死の重みより優先するが、以後の優先度は逆になる。

 

破滅を囁くもの

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リミテッド:4.5

 破滅叫びの方が合ってるかな。序盤に出ると瞬く間にゲームを終わらせる(終盤であっても素晴らしい)。コストに見合わぬ巨大なサイズを誇り、たって数点払うだけで望むものを調達してくれる。

 

光を遮るもの

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リミテッド:2.0

 サイズが貧弱な黒には珍しい。《茨隠れの狼/Thornhide Wolves(M19)》って良いよな。一枚は大歓迎なんだが、5マナにはけた違いに強い≪致命的な訪問≫が被るからなあ…。

 

陰惨な生類

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リミテッド:1.5/3.0

 優秀な1マナ圏を揃えられるなら、評価も凡から良に上がる。意識しよう。準備には骨が折れるが、それに報いる効果だ。アドもマナも稼ぐので5マナの価値あり。諜報とも相性が良く、生物を唱えずともプレイしに行ける。

 

雇われた毒殺者

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リミテッド:2.5

 受け身デッキが成立するなら、上等なカード。1/1接死は地上をビタ止まりに出来、マナも軽い。宿根と相性が良く諜報デッキの壁役も務まるから、大抵の黒デッキで使えるな。

 

クロールの群れ

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リミテッド:3.0

 4/1飛行の欠点はその死にやすさなので、回収能力が十分穴埋めになってる。回収して再キャストするには時間がかかるが、4/1飛行であれば直ぐにゲームは終わるだろう。諜報とも相性が良い。序盤にゴミ箱に放っておけば、手が空いたときに拾いに行ける。

 

ロッテスの巨人

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リミテッド:2.0

 五点与えられるなら立派なフィニッシャー。ダメージがしょぼけりゃダメなもんです。使うには宿根や諜報(その両方)、墓地を貯めるデッキでだ。早めに取るカードじゃないが、終盤なら拾う人も居そう。

 

霊廟の秘密

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リミテッド:1.0

 黒限定のせいで使い辛すぎ。序盤は唱えられないし、中盤でも無理なことは多いだろう。おまけにデッキ最強のカードが黒じゃないこともある。もっと酷くなるな。

 

有毒ガス

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リミテッド:2,0

 立派なサイドカードだし、生物構成によってはメインにも入りうる。諜報2が出来たおまけなので、1体しか落とせなくても大丈夫だ。

 

真夜中の死神

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リミテッド:3.5

 誘発能力は死同様避け得ぬものだが、ライフに余裕があるなら素敵なカードだ。自軍全てがニコイチに早変わりし、夜の子や泥棒ネズミのチャンプさえ素晴らしい。真っ先に除去の対象となるだろうが、自身でも誘発するため最低でもニコイチとなる。

 

感情化粧師

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リミテッド:1.5

 このセットは宿根のサポートが不十分に思うので、効果に墓地を肥やす労が見合わない。ロッテスの巨人は7マナなので出る時には墓地も貯まるが、早めに出したいカードなのにゲーム後半にならないと十分な量が落ちない。威迫も後半となっては形無しなので、使うデッキがあるかなあ。

 

致死性の傷

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リミテッド:3,0

 こっちはぐっと強いな。同じく序盤には使えないが、5~6T目に1マナ除去になるのは凄い。最悪でも-1/-1~-2/-2修正のバットリとして運用可。

 

なかったことに

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リミテッド:1.0

シールド:2.5

 遅い相手のサイドか、シールドでのメインに。1:1交換ハンデスが3マナはドラフトにて些か重いので、ゲーム速度を見極める必要がある。

 

物盗りインプ

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リミテッド:3.0

 大した泥棒だ。ライフをもぎ取った後は、手札のデカ物とトレードに出せる。宿根とも相性が良いので、活躍の舞台は多そうだ。

 

疫病造り師

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リミテッド:2.0

 布告(生贄)能力は構築に比べリミテでは弱い。相手は生物、おまけに弱いのが多いから効果が薄まる。手札やプレインズウォーカーを咎めるのは構築向けな一方、リミテッドではプレイアブルに留まるだろう。

 

名声の代価

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リミテッド:4.0

 致命的な訪問が1マナ下がりインスタントなら点数は当然0.5上がる。初手級だ。おまけに伝説生物を使う相手には対価を支払わせる。

 

煤の儀式

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リミテッド:3.5

 セレズニアともなればデカ物が多くて使いづらいだろうが、他のギルド相手には強力だ。盤面調整は容易く、自軍を数体巻き込んでも問題ない。宿根にも貢献するし。

 

切断された糸

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リミテッド:1.5/3.0

 大抵のデッキでは使えない。ライフゲインはアド損に見合わない。生贄用のトークンを用意できるなら優秀な除去になる上、パック後半に拾えるのは美味い。泥棒ネズミや詩神のドレイクが居れば、願ったり。

 

背骨ムカデ

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リミテッド:2.5

 背筋が伸びるほどじゃないが、余り物に堕ちるカードでもない。プレイアブルでも上の方なので、デッキに先ず入るよ。カウンターの置き先に困らないなら、3マナの要件を満たすカードになる。

 

地底街のネクロリスク

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リミテッド:1.5/3.0

 これの性能もトークン生成如何に掛かってる。4マナ3/3ではまだまだ。起動がソーサリータイミングなのも問題で、除去を腐らせたりチャンプを強制したりも出来ない。他の生贄カードとの違いは注意しろ。

 

隠された影

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リミテッド:1.5

 採用には気が乗らないなあ…。陰口じゃないよ、ただ起動が重いし、素のサイズも悪い。マナフラ対策がなければ使っても良いが、候補は他にも居るぞ。

 

悪意ある噂

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リミテッド:0.0

 マジで、効果が沢山あっても1マナの価値ないぜ。見た目素敵だけど、ディスカード以外はゴミ同然。デッキ削りに至っては塩を送りかねないし。

 

囁く情報屋

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リミテッド:2.5

 ディミーアには諜報が数多く控えてるので、期待以上の働きをするかも。ゴルガリだと弱くなるが、諜報が数枚あり、低マナの壁が欲しいならデッキに積めるよ。

 

コモン3選 

3位:泥棒ネズミ

2位:死の重み

1位:致命的な訪問

 両除去は素晴らしく、共に初手級だ。優先度は環境速度に影響されるが、現段階では致命的な訪問の方がちょい上かな。泥棒ネズミは過小評価されているが強力だ。何枚でもデッキに入れられる。