Guilds of Ravnica Limited Set Review: Green By Luis Scott-Vargas


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 《優しいインドリク/Affectionate Indrik》

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リミテッド:3.0

 6マナ4/4は物足りないが、格闘がついてくるなら上々。強制ではないので、パンプを挟まれたら格闘せずとも好い。格闘には珍しいので、そんな状況になったらお得だ。

 

《樹木園の精霊/Arboretum Elemental》

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リミテッド:3.0

 手間はかかるが、フィニッシャーになれる。トークン製造が少ないから前ほど召集は強くないが、だからといって9マナのこれを6マナで唱えられない訳じゃない。マナ相応だし、コントロールが対処するには至難のカードだろう。

 

《獣に囁く者/Beast Whisperer》

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リミテッド:4.0

 対処されねば獣の咆哮で満たされる。軽さに反して影響がとんでもないな。同じターンに他の生物を唱えるよう抱えることができれば、アド確定。取れたら生物カウントを増やすが、12~14体でも使えるよ。それだけ効果が絶大で、且つ軽い。

 

《力の報奨/Bounty of Might》

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リミテッド:4.0

 弱く使いようがない。+9修正なので通してたら即死、ブロックしてたら盤面壊滅。受けにすら使える。近年稀に見るバーランカードだ(来るのを予期できないのがエグい)。

 

《迂回路/Circuitous Route》

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リミテッド:2.0/3.0

 普通のデッキでは、名前通り。目的地に着くまで遠回りをする。5マナがトップのデッキでは4マナ加速は大したことない。ランプに特化したデッキなら、6~7マナ圏にジャンプする鍵になる。ドローとも相性が良く、ドローと4マナ圏を一気に唱えるのを可能にする。これと《管区の案内人/District Guide》でアンコモン5色が組めそうだが、《都市の楽園/Urban Utopia》やロケットなどコモンでも色サポートがあるな。

 

《押し潰す梢/Crushing Canopy》

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リミテッド:1.0

シールド:3.0

 御多分に漏れず、ドラフトではサイド、シールドではメイン。アーティファクトは割れないから、環境に溢れるロケットを潰せないのは注意。

 

《デヴカリンの造反者/Devkarin Dissident》

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リミテッド:2.5

 マナカーブを埋め後半使える軽量生物なので、召集デッキでお呼びがかかる。パンプ効率の悪さが今一つだが、環境の速度如何かな。

 

《管区の案内人/District Guide》

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リミテッド:3.5

 大ファンの国境地帯が、門もサーチできるなんて。全色に渡りをつけられるので、即ピック安定。アンコなのは残念だが、コモンにするとガバガバ多色になるからだろうな。

 

《気前のいい野良猫/Generous Stray》

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リミテッド:3.0

 召集と宿根があるので、3.0つけるのに吝かではない。単体で3マナの価値があり、シナジーで更に強化される。猫は9つの魂を持つというが、即座にチャンプや生贄に捧げるのは笑える話だ。

 

《ゴルガリの略奪者/Golgari Raiders》

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リミテッド:1.5

 宿根の評価は低い。デッキに拠っては中盤4/4で出せても、大抵のデッキでは小さすぎる。元を取るには4/4にしたいところだが、2/2止まりが多すぎるのを考えると使う気が失せる。心してほしいが、専用デッキを必要とするカードでキャントリや諜報を駆使すれば評価以上の働きをすることもあろう。でも宿根カードの質を思うと気が乗らないなあ。

 

《絡み合うモウセンゴケ/Grappling Sundew》

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リミテッド:1.5

 召集デッキには低マナが必須なので、《包囲ワーム/Siege Wurm》なりを叩き付ける時間を稼ぐ手助けになるかも。けど教導環境でパワー0防衛を使うかは甚だ疑問だ。優先度は低いし、後半に破壊不能を持とうが評価は上がらない。

 

《孵卵場の蜘蛛/Hatchery Spider》

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リミテッド:3.5

 これぞ使い甲斐のある宿根。唱える頃には墓地は自然と溜まり、マナコストに見合ったレシオを備える。これが入ってるなら緑に傾けたいが、無理しなくて良いよ。空振りしても上等なサイズさ。

 

《絡み爪のイトグモ/Hitchclaw Recluse》

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リミテッド:2.5

 受け身デッキなら絡みに行きたくなる相手。《空騎士の軍団兵/Skyknight Legionnaire》をビタ止めする。尻でっかちの弱点として教導に弱いが、セレズニア・ゴルガリが欲しがるカードだと思う。

 

《鋼胴の甲虫/Ironshell Beetle》

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リミテッド:2.0

 選択肢のある2マナ2/2なので、レシオ相応だ。ここぞサイズアップするのは素敵だし、残った1/1は召集・宿根の種になる。アグロなら上々の2マナ圏だし、ミッドレンジ・コントロールでも低マナが足りなければ採用しうる。

 

《クロールの食料隊/Kraul Foragers》

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リミテッド:2.5

 ゲインを狙わなくてもいいぞ。5マナ4/4はほぼ要求サイズを満たしている。場面によっては5点以上ゲインして容易く状況をひっくり返すだろう(4/4が残るから殴り始められる)。

 

《クロールの銛撃ち/Kraul Harpooner》

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リミテッド:3.0

 ヘンテコなヤツだ。2マナ3/2到達は上等だし、時にはデカい飛行も撃ち落とす。テキストがとんでもなく長いけれど。ダメージ付与ではなく飛行なので、銛撃たれた飛行側も叩き返してくるのは注意な。

 

《大群の力/Might of the Masses》

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リミテッド:2.0

 横並びデッキでは;4/+4修正を与え大活躍する。デッキを選ぶカードだが、専用デッキが必要なほどではない。生物が16体以上、低マナ大目にしたいところだし、トークン生成があると良いね。

 

《無効皮のフェロックス/Nullhide Ferox》

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リミテッド:4.5

 4マナ6/6の時点でぶっ飛んでるし、プラス能力まで付いて来る。キャスト制限なので厳密にはプラス能力ではないが、マナ払う側は除去を打つ相手だろう。それに《泥棒ネズミ/Burglar Rat》のハンデスに合わせられたら、ゲームはそこで終わり。

 

《群れの好意/Pack's Favor》

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リミテッド:2.5

 バットリをお探しなら、こいつは買いだ(バットリ市場って云うと野外市で、巨大化や《力強い跳躍/Mighty Leap》を値切ってそう)。フルタップから飛んでくるので、環境をプレイしていく中で頭痛の種になるだろう。

 

《内省のための小休止/Pause for Reflection》

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リミテッド:1,0

 フォグに召集が付こうが限定的すぎる。《力の報奨/Bounty of Might》相手にはサイドインを考えるが、躊躇しちゃうよ。

 

《生皮収集家/Pelt Collector》

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リミテッド:3.0

 生物沢山ならすくすく成長する。序盤強く、後半でも使える大した1マナだ。

 

《落とし格子の蔦/Portcullis Vine

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リミテッド:2.0

 大半の防衛はゴミだが、ニッチな壁専用デッキは好きだ。後半要らなくなった壁を再利用する能力は使いようがあるので、他に壁がいなくともプレイするよ。

 

《捕食/Prey Upon》

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リミテッド:3.0

 緑はサイズがでかいものなので、使うのは容易。加速出来る分ゴルガリよりセレズニアの方が適しているが、どっちでも強い。

 

《包囲ワーム/Siege Wurm》

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リミテッド:3.0

 種のばら撒きや三つ揃いの霊魂が居らず些か色褪せるが、召集フィニッシャーに依然として有望だ。色が合えば使われるし、マナカーブが低いデッキでは特に活躍する。

 

《芽吹く更生/Sprouting Renewal》

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リミテッド:3.0

 これぞメインから積める帰化。2/2警戒として腐らず、他の生物で早めに唱えることも可。こんだけ汎用性のある生物は大好きだ。

 

《都市の楽園/Urban Utopia》

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リミテッド:1.5/2.5

 3色デッキを除けば効果に比して重すぎる。これ加速じゃなくて色サポだけだからな!3色以上じゃないと使えない。

 

《活胞子ワーム/Vigorspore Wurm》

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リミテッド:3.0

 コモンとは思えぬ効果なので、見逃すな。宿根パンプはダメージを稼ぎつつ、警戒によって隙を埋める。6/4は死にやすいが、ダブブロ不可によって止めるのが困難になる。6マナゆえ大量には積めないが、ゴルガリのフィニッシャーに選びたい。

 

《鮮烈な蘇生/Vivid Revival》

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リミテッド:1.0/3.0

 勝ちをものにするパワーを感じるな。3枚フルに回収でき(返しで死ななけ)ればゲームセット。惹かれるものがあるので、これを核にデッキを組みたい。3色が良さそうだが、カードの流れによっては1ギルドでも使えそう。

 

《用心深いオカピ/Wary Okapi》

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リミテッド:1.5

 大抵の2マナと相打ちなので、食指が進まない。大した働きをしないので、3マナが足りなければ埋める程度。オカピ自体はカワイイ動物だよ、先週デンバー動物園で観たもん。

 

《野生の角獣/Wild Ceratok》

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リミテッド:2.0

 使えるレシオではあるんだけど、気は乗らない。Andrew Baeckstromについてのジョークを捻ることも出来るけど、流石にガキっぽいかな(それに彼はもうプラチナプロだからギャグが成立しないし)。

 

《動じない大ワーム/Impervious Greatwurm》

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リミテッド:1.5

 対処不能…相手だけじゃないぞ。キャスト難易度が半端ないし、トランプルが無いのはクソ辛い。トークン生成を軸に組めば6~7T目に唱えられるが、チャンプで凌げるから大したことないな。

 

(訳者註:ワームはパックから出ません。それとAndrew Baeckstromのギャグの下り分かる人居たら教えてください)

コモン3選

3位:《気前のいい野良猫/Generous Stray》

2位:《包囲ワーム/Siege Wurm》

1位:《捕食/Prey Upon》

 トップ争いは熾烈だが、トークン生成の少なさから王座を捕食に譲った。とはいえ黒ほど除去が豊富でなくとも、どちらも優秀なコモンだ。