基本セット2019入り新デッキ 後編

緑単

-土地(24)-

4《ハシェプのオアシス/Hashep Oasis(HOU)》

2《霊気拠点/Aether Hub(KLD)》

4《花盛りの湿地/Blooming Marsh(KLD)》

4《森林の墓地/Woodland Cemetery(DOM)》

10《森/Forest(DOM)》

-生物()-

4《ラノワールのエルフ/Llanowar Elves(DOM)》

4《導路の召使い/Servant of the Conduit(KLD)》

4《マーフォークの枝渡り/Merfolk Branchwalker(XLN)》

2《屑鉄場のたかり屋/Scrapheap Scrounger(KLD)》

2《ピーマの改革派、リシュカー/Rishkar, Peema Renegade(AER)》

2《不屈の神ロナス/Rhonas the Indomitable(AKH)》

4《鉄葉のチャンピオン/Steel Leaf Champion》

2 蔦草牝馬

4《新緑の機械巨人/Verdurous Gearhulk(KLD)》

1《起伏鱗の大牙獣/Ridgescale Tusker(AER)》

-呪文(7)-

3《顕在的防御/Blossoming Defense(KLD)》

2《キランの真意号/Heart of Kiran(AER)》

2《領事の旗艦、スカイソブリン/Skysovereign, Consul Flagship(KLD)》

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 蔦草牝馬は呪禁・ブロック制限とスカラベデッキへの殺意に満ちた新カードだ。メインに入るかは不明だが(緑単では微妙にマナカーブに沿わず、黒緑は固定パーツが多すぎるため)、サイドの常連になるのは間違いない。

 呪禁を剥奪する探知の塔により、顕在的防御は些か弱体化した(序盤に撃つ分には問題ないが、後半トップしたのを相手の除去が来るまで温存することは出来なくなった)。押し切る役割のカードとして試験的に起伏鱗の大牙獣と1枚散らすことにした。

 新カードを過大評価し過ぎにも思うが、ひとまずこんな形で。

 

ボーラスカラベ

-土地(27)-

3《竜髑髏の山頂/Dragonskull Summit(XLN)》

2《泥濘の峡谷/Canyon Slough(AKH)》

4《異臭の池/Fetid Pools(AKH)》

4《水没した地下墓地/Drowned Catacomb(XLN)》

2《硫黄の滝/Sulfur Falls(DOM)》

4《霊気拠点/Aether Hub(KLD)》

2《沼/Swamp(DOM)》

3《島/Island(DOM)》

3《山/Mountain(DOM)》

-生物(15)-

4《光袖会の収集者/Glint-Sleeve Siphoner(AER)》

3《機知の勇者/Champion of Wits(HOU)》

3 破滅の龍、ニコルボーラス

2《貪欲なチュパカブラ/Ravenous Chupacabra(RIX)》

2《スカラベの神/The Scarab God(HOU)》

-呪文(17)-

4《致命的な一押し/Fatal Push(AER)》

2《航路の作成/Chart a Course(XLN)》

3《喪心/Cast Down(DOM)》

2《不帰+回帰/Never+Return(AKH)》

4《ヴラスカの侮辱/Vraska's Contempt(XLN)》

2《死の権威、リリアナ/Liliana, Death's Majesty(AKH)》

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 これくらいの塩梅なら4Tに出せて7マナまで延びるだろう。そこまでの労力をかけてまでボーラスを使うかは別だが…。

 

青白肉

-土地(26)-

2《曲がりくねる川/Meandering River(DOM)》

2《オラーズカの拱門(RIX)》

4《灌漑農地/Irrigated Farmland(AKH)》

4《氷河の城砦/Glacial Fortress(XLN)》

8《平地/Plains(DOM)》

6《島/Island(DOM)》

-呪文(34)-

2《アズカンタの探索/Search for Azcanta(XLN)》

2《中略/Syncopate(DOM)》

4《霊気溶融/Aether Meltdown(KLD)》

3《封じ込め/Seal Away(DOM)》

2《一瞬/Blink of an Eye(DOM)》

1《不許可/Disallow(AER)》

4《ベナリア史/History of Benalia(DOM)》

2《排斥/Cast Out(AKH)》

4《残骸の漂着/Settle the Wreckage(XLN)》

4《ウルザの後継、カーン/Karn, Scion of Urza(DOM)》

2《ドミナリアの英雄、テフェリー/Teferi, Hero of Dominaria(DOM)》

3 工匠の達人、テゼレット

3《燻蒸/Fumigate(KLD)》

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 既存の青白では再利用の賢者がとても辛い。除去エンチャントを割って生物を解放しつつ、パワー2が残る。テフェリーの返しに出されるカードとしては最悪のカードだ。

 対しテゼレットはテフェリーよりも守りに適しており、他のPWの横に並べるカードとしてはテフェリーより強力だ。ドロー能力があるお陰で侮辱を抱えている相手にも無駄にならない。

 テゼレットを積んだことで除去を腐らせることは出来なくなったので、ベナリア史もメインから採用した。4Tカーンや5Tテフェリーの前に唱えるカードとしては、なかなかにテンポが良い。

基本セット2019入りデッキ その1

砂漠ミッドレンジ

-土地(25)-

2《穢れた果樹園/Foul Orchard(RIX)》

4《花盛りの湿地/Blooming Marsh(KLD)》

4《森林の墓地/Woodland Cemetery(DOM)》

1《霊気拠点/Aether Hub(KLD)》

探知の塔

4《イフニルの死界/Ifnir Deadlands(HOU)》

2《ハシェプのオアシス/Hashep Oasis(HOU)》

1《オラーズカの拱門(RIX)》

1《屍肉あさりの地/Scavenger Grounds(HOU)》

4《森/Forest(DOM)》

1《沼/Swamp(DOM)》

-生物(15)-

3《ラノワールのエルフ/Llanowar Elves(DOM)》

4《導路の召使い/Servant of the Conduit(KLD)》

エルフの再生者

2《翡翠光のレインジャー/Jadelight Ranger(RIX)》

2《貪欲なチュパカブラ/Ravenous Chupacabra(RIX)》

-呪文(20)-

4《致命的な一押し/Fatal Push(AER)》

2《喪心/Cast Down(DOM)》

4《ヴラスカの侮辱/Vraska's Contempt(XLN)》

1《ウルザの後継、カーン/Karn, Scion of Urza(DOM)》

2 リリアナの契約

4《約束の刻/Hour of Promise(HOU)》

3《秘宝探究者、ヴラスカ/Vraska, Relic Seeker(XLN)》

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  サテュロスの道探しが1マナ重くなった代わりに見る枚数が増え、直接場に出るようになったエルフの再生者。除去の有無に関わらず確実にマナを伸ばし、砂漠の引き増しになるため約束の刻との相性は最高と言える。

 リリアナの契約も見逃せない。これまでの砂漠ランプのハンドアドと言えば絶血、最古再誕、ゴンティなどだったが、5マナ4ドローの効率の良さは比較にならない。引き過ぎるとライフが辛いので1枚カーンに分けたが、3枚積んでも良いかもしれない。

 

黒単

-土地(25)-

22《沼/Swamp(DOM)》

3《陰謀団の要塞/Cabal Stronghold》

-生物(17)-

4《才気ある霊基体/Gifted Aetherborn(AER)》

墓地の司令官

2《歩行バリスタ/Walking Ballista(AER)》

4《戦慄の影/Dread Shade(DOM)

2《貪欲なチュパカブラ/Ravenous Chupacabra(RIX)》

-呪文(17)-

4《致命的な一押し/Fatal Push(AER)》

2《喪心/Cast Down(DOM)》

2《不帰+回帰/Never+Return(AKH)》

4《ヴラスカの侮辱/Vraska's Contempt(XLN)》

3《ウルザの後継、カーン/Karn, Scion of Urza(DOM)》

3 リリアナの契約

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  リリアナの契約によって宝物の地図や絶血のような涙ぐましいドロソが必要なくなり、ライフをリソースにすることで霊気体の強さも増した。現環境のミッドレンジに於いてドローの起点は生物かPWなので、ヴラスカの侮辱で干渉できないドローソースと云うのはそれなりに意味があるのではないか。

 墓地の司令官はあらゆるタイミングで強く、ダブルシンボルなので黒単色にする意味合いも出てきた。終盤にトップすればフィニッシャーにもなれるので、ヴェス兄貴や霰炎のような産廃カードに頼らずとも良くなった。

 ドロー・マナカーブ共に格段に強化された黒単。だが君はまだ蔦草牝馬を知らない…(次回へ続く)

数字で見るイクサランの相克初週SCGO

www.starcitygames.com/events/200118_dallas.html

 

TOP32アーキタイプ内訳(30個しか公開されてないのは気にするな!)

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赤系アグロ(赤単、赤白、赤黒):5

マルドゥ機体:4

GB系蛇(黒緑、スルタイ):4

マーフォーク:3

緑赤系ミッド(緑赤、ティムール):3

ギフト(青黒、エスパー):2

トークン(アブザン、エスパー):2

青白コントロール(副陽、サイクリング):3

赤黒系ミッド(赤黒、グリクシス):2

青黒系コントロール(青黒、グリクシス):2

 

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アグロ:12

ミッドレンジ:13

コントロール

 

イクサランの相克新カード採用数TOP10

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 SCGOダラスは、アグロ:ミッドレンジ:コントロールの割合が2:2:1という結果になった。支配的と呼べる占有率のデッキもないと言っていい。

 新カードとしては緑系必須の《翡翠光のレインジャー》、赤系必須の《再燃するフェニックス》、黒系必須の《貪欲なチュパカブラ》がトップ3を占めた。また新規カードを多数採用したマーフォークも一定数結果を残した。

 

magic.wizards.com

一方MOPTQでは、リーグで安定した結果を出すグリクシスミッドレンジが上位に多数ランクイン。両大会の結果を見るに、初週の勝ち組は除去・フェニックス・チャンドラの3拍子を有する赤系アグロ~ミッドレンジのようだ。ティムール死すとも、つむじ風は依然強し。

 

Rivals of Ixalan Limited Set Review: Gold, Artifacts, and Lands By Luis Scott-Vargas

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多色

《炎鎖のアングラス》

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リミテッド:3.5

 多様な局面で相手を攻めるぞ。-3で小粒生物を除去したり、デカいのを奪ったり、+で手札を攻めたり。デカブツ相手にアングラスを守れない時は弱いが、小マイナスが除去換算であり、+を連打すれば3/3や4/4があろうと落とすのは困難だ。

 

 《アゾカンの予見者》

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リミテッド:3.5

 色マナを生んで良レシオな上に、生贄で恐竜回収。ぜひ使いたい。文句のつけようもないので、恐竜が居なくても使えるよ(無論、居たら更に強くなるが)。

 

《法をもたらす者、アゾール》

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リミテッド:4.0

 アゾ―ルが強いのは明示的だよな、ワンパンでゲームが終わる。《依頼殺人》といったソーサリー除去も控えさせるので、大体ワンパンは出来る。ブロッカーとしても優秀なので、色拘束と非部族2色なのを含めてもボムだ。

 

《巧射艦隊の喧嘩屋》

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リミテッド:3.5

 レシオが良いよな、接死のお陰でブロッカーとして優秀だ。こういう昇殿カードはありだ、未達成時でも強く、自然とゲームを長引かせいずれは達成させる。毎アタック毎にドローは厄介だから、相手も渋々ダブルブロックせざるを得ないだろう。

 

《凶兆艦隊の首折り》

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リミテッド:3.0

 単体で5/2アタッカーだが、真価はそこじゃない。輝くのは威迫や飛行持ちを並べておいて、これを投入して殴る場面だ。赤黒海賊が組めたなら3.5点を与えて良い、ダメージを増加させ、2マナ圏の相打ち性能が上がる。

 

 《薄暮薔薇、エレンダ》

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リミテッド:4.0

 何とも危険なカードだ。場に出せば接触コンバットのたびに大きくなり、巨体で殴り出し死んだ暁にはトークンを残す。出して直ぐ除去されてもトークンは1体出るので、蕾をもぐのさえ厭なカードだ。

 

《光輝の勇者、ファートリ》

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リミテッド:3.0

 白緑ならデッキから抜くわけないが、他のPWほどのパワーはないぞ。タッチまでして入れないし、低速デッキでは満足に扱えない。優勢時の効果はすさまじいが、自衛手段やドロー・盤面アドを持っていない(奥義は別な。あっという間に到達する)。沢山並んでるなら、+起動で忠誠値がバカ上りしていくこいつを落とすのは不可能事だ。

 

《ジャングルの化け蔓》

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リミテッド:3.0 

 黒緑は使い勝手の悪い2色だが、このカードを見るとドラフトする気が起きて来る。レシオの良い3マナ生物で、2度、いや3度と戻ってくる上にデメリットなし。問題はこの2色というだけだ。

 

 《オラーズカの暴君、クメーナ》

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リミテッド:3.5

 良レシオの2点アンブロ生物だが、戦況を波立たせるのはドローを始めてからだ。そしたらあっという間に追加のマーフォークが手に入り、5体並んだらもうゲーム終了。マーフォークガチガチのデッキなら高得点間違いなしだが、単なる青緑デッキでもレシオを考えれば入る。それにその2色ならマーフォークはいくらか手に入るしな。

 

 《軍団の副官》《マーフォークの霧縛り》

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リミテッド:3.5

 大体同種のカードなので、一石二鳥で評価するぞ。どちらの部族でも優秀で、レシオもあるので当該2色のデッキなら採用できる。仮令部族で固められなくても、自然と何枚かは手に入るし2マナ2/2のサイズを持っている。両部族ともトークンが豊富で(吸血鬼の方が多いが)、能力持ちが多い(飛行/アンブロ、飛行/絆魂)。喜んで使うよ。

 

《変幻の襲撃者》

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リミテッド:3.5

 クローンは強いと昔から言われてる、最悪でも盤面最強生物になれるからだ。コピーするにはアタックが必要なのは大きな欠点だが、3マナでこれは強いよ。

 

《怒り狂うレギサウルス》

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リミテッド:3.5

 激昂フレーバーでは一位になれないが(その栄光は「怒り狂う」ゴブリンへ)、4マナ4/4で強力なアタック能力があるからどんなデッキでも歓迎だ。タフ1を落とし、激昂を誘発させ、5/5相手にも殴りかかれる。

 

《執拗な猛竜》

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リミテッド:3.0

 低速白赤だったら不採用の可能性はあるが、殴るデッキではもってこい。4/4が立っているかして唱えられなかったり、2マナ3/3はクソ強ってほどではないが、序盤にピックするカードだよ。

 

《華麗なグリフィン》

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リミテッド:2.5

 非部族カラーだが、この2色をドラフトしてるならピックするよ。昇殿を達成すれば最高だが、それ以前はパッとしない。とはいえ、3マナ2/2飛行に文句はないぞ。

 

《攻角のケラトプス》

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リミテッド:2.5

 バットリと組むべき生物だ。部族生物の2マナ2/2をデッキから抜く手はないね。こいつを通せるバットリを探しに行こう。裏目ったときの被害がデカいので、相手も通さざるを得ないだろう。序盤は実質アンブロなんだから3.0に上げてもいいかもな?

 

《風雲艦隊の疾走者》

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リミテッド:3.5

 強襲を誘発する硫黄の渦だって?青赤アグロで買いだ。出したターンから殴り始めるので、相手かこいつが死ぬまで走るのを止めない。

 

《原初の災厄、ザカマ》

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リミテッド:1.0/3.0

 ほぼ全てのデッキでアンプレイアブル。9マナだぞ!土地の半分以上だ!しかしもし出せたなら即座に勝てる。ETBで土地が起きて3回起動できるからな。

 恐竜ランプが苦心に苦心を重ねてキャストするカードなので、専用デッキ(若しくはシールド)が必要なボムになるか。

 

 《ハダーナの登臨》

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リミテッド:3.0

 毎ターン+1/+1カウンターが乗っていくのは上等だし、一たび変身するやワンパンで相手を沈める。青緑に豊富な呪禁と相性が良く、よほどの敗勢でない限り勝ちをもたらすカードだ。

 

《永遠への旅》

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リミテッド:2.0

 独力で変身させられるかで、カードの使い勝手が大きく変わる。変身さえすれば、生物を次から次へと戻すのでロングゲームを勝つのは間違いないな。

 

《胆力の道》

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リミテッド:1.5

ワケわかめ:5.0

 何とも奇妙なカードだ。安定性がないので強いカードとは呼べないが、呪禁や絆魂のトークンを流す手段として重宝することもあるだろう。変身後は強力だが、それが叶うデッキはそうない。条件を満たす小粒生物が7~8体居るなら…道を行こうか?

 

《不敬の行進》

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リミテッド:4.0

不快の亢進:5.0

 《原初の死、テジマク》には劣るが、この環境最ウザなカードだ。場に出たら自分の運命に暗澹とする他ない。生物を3体殺した挙句、そいつらでこっちを殺しに来るんだから。即効性がないのでドラフトでは3.5かもしれないが、白黒で抜くなんて考えられないし、直ぐピックすべきカードだ。シールドではぶっ壊れ叩き付けカードだ。これを見せられた相手は、どんな不敬の念を抱くだろうね?

 

《宝物庫襲撃》

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リミテッド:0.0

 マナ払って、起きることがマナ生成とは下らない。しかもそのためには攻撃を通す必要があるとは。構築に任せよう。

 

アーティファクト

《アゾールの門口》

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リミテッド:2.5

 変身を求めるカードではないと思うが、2マナルーターとしてフラッドを防ぐ。環境速度によって点数は0.5上下変動するが、シールド向きではある。

 

《黄金の守護者》

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リミテッド:2.5

 防御的なデッキならうってつけのフィニッシャーなので、更に点数が上がる。相手が隙を見せたら、生物を2体死なせても構わない。後はゴーレムがあふれ出て相手を砕き流す。変身後の土地から2マナ出るのも嬉しいオマケだ。

 

 《覚醒した融合体》

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リミテッド:1.0

 4/4になるのは無理だし、3/3ではどうしようもない。デザインは面白いので、構築で使えたらいいな。

 

《船長の鉤》

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リミテッド:3.0

フレーバー:5.0

 「キャプテンフック」なんて名のカードがあるなんて最高だ、能力も悪くない。茶除去に弱く、付け替えは出来ないが、マナ効率の良いアグロ装備だ。ダブブロを求め、パワーに+2修正が付くのでニコイチ取れるだろ。

 

《煌めく障壁》

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リミテッド:1.0

 壁役としても宝箱としても、出して嬉しいときがないな。サイドはともかく、メインには積みたくない。

 

《不滅の太陽》

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リミテッド:4.0

 追加ドローとアンセムの時点で十分なのに、マナを軽減するから立派なフィニッシャーだ。手札が増え、引いてきたカードを強くする。おまけに、プレインズウォーカーを止める場面だってあるだろう。

 

《オラーズカの秘宝》

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リミテッド:1.5

 ダメなランプカードだ。生贄でドローできるとはいえ、こんなのに頼るなら普通のマナカーブでデッキを組もう。

 

《沈黙の墓石》

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リミテッド:0.5

 サイドさえしないと思うが、《ジャングルの化け蔓》《復活》を沢山使われたら入れてもいい。生贄時のマナはメチャ重いので、大祖始の遺産と同じキャントリサイドだと思うなよ。

 

《闊歩するものの装具》

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リミテッド:1.5

 設置に1Tかけ、装備にもマナがかかるので速攻の持ち味を殺してしまっている。マナが余る段階では、大して強い効果じゃないな。弱い装備品なのは、昔と変わらずか。

 

《旅行者の護符》

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リミテッド:3.0

 《進化する未開地》に同じく、大抵の2色デッキで声がかかる(とはいえ2マナが多いと幾分弱くなるが)。3色目タッチを支援するので、シールドでお目にかかりたい。

 

土地

 《オラーズカの拱門》

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リミテッド:2.5/3.5

 マナさえ潤沢なら、ぜひ使いたい。マナはかかるがそこまで重くなく、デッキを傾けるに足る強力な能力だ。ゲームプランを決めるカードであり、とても遅いがリスクもほぼない。コントロールが最適なデッキだが、アグロがアドを取る手段としても申し分ない(マナさえあればだが)。

 

《進化する未開地》

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リミテッド:3.0

 未開地のあるリミテは良いね。色を安定させ、色タッチを可能にもする。好感が持てる。

 

タップ土地

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リミテッド:3.0

 《進化する未開地》のようなものだが、2色に限定される。色が合えば、ぜひ。

 

5強

5.《若葉のドライアド》

4.《罠顎の暴君》

3.《貪欲なチュパカブラ

2.《再燃するフェニックス》

1.《原初の死、テジマク》

 《不敬の行進》は3位までなら食い込んでもおかしくないが、環境速度を加味して評価した。シールドなら、テジマクの次に来るだろうか。この環境は面白そうだね。2~3マナの回避持ちが居るのが難点だが、昇殿が環境に新風を吹かせるかもしれない。そんな希望で締めくくろう。

 

LSV

 

 

 

Rivals of Ixalan Limited Set Review: Green By Luis Scott-Vargas

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 《攻撃的衝動》

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リミテッド:2.5

 環境のコンバットを規定する1枚になるぞ。バットリで1:1交換は普通だが、キャントリがつくなら話は別だ。マナが軽いので、ワンサイズアップで倒される緑相手の接触は避けるのが無難になる。「通しで」。ここまで強いと、環境のプレイも変わってくる。バットリは要らないデッキもあるので、抜けることもある。

 

《カコフォドン》

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リミテッド:3.0

 極端なサイズだが、タフ5はそうそう抜かれず、激昂が役立つこともある。《弱者狩り》との相性は良く、高タフネスのお陰で耐えつつ土地を起こせる。恐竜デッキで抜けることはないし、大抵の緑デッキに入る。

 

《寵愛される幼生》

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リミテッド:2.5

 見た目よりは狂暴(仲間との共謀?)なカードじゃないよ。2マナ2/1は単体で良いけど、能力達成はいばらの道だぞ。構えるマナ、恐竜、格闘できる状況が必要になる。とはいえ、相手がひよってくれたら何とも愛らしいカードになるな。

 

《巨大な戦慄大口》

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リミテッド:2.5

 サイズが下がり能力が減ったので《殺戮の暴君》よか弱いが、フィニッシャーとしての格は十分。ランプデッキに何枚も積めるな。赤緑アグロですら1枚なら採用可だ。6/6トランプルを目にしては相手も笑えなくなる。

 

《冠羽の群れ使い》

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リミテッド:3.5

 ミニ《レギサウルスの頭目》は優良アンコ。色が合えばまず入る。6/6相当のレシオ(トランプル付き)でアドが取れるなら、5マナは割に合う。

 

《深根の精鋭》

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リミテッド:3.5

 活用するにはマーフォークに傾ける必要があるが、その労を超える効果をもたらすカードだ。2個乗せる程度で万々歳だし、もっと誘発させることも可能だ。

 

《未踏地への進入》

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リミテッド:1.5

 ランプしつつ土地や+1/+1カウンターが貰えるってのはそそられるが、そんな上手くいくかな。序盤に引いて、低マナ生物が居て、土地があって、加速先が必要になるんだから。探検の半分以上はディスアドになるんだから、微妙だね。

 

《川守りの先駆け》

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リミテッド:3.0

 ハードパンチャーな先駆けだ。出した次ターンには5/4になる場面も多いだろう。それにデッキ最高のマーフォークもサーチできるので、強いのが2枚並ぶってのは素敵だ。

 

《原初の飢え、ガルタ》

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リミテッド:4.0

 12はバカでかく思うが、恐竜が2枚も居れば唱えられ、恐竜と小粒でもぐっと要求マナは下がる。ガルタはクソデカいので軸にしたデッキをドラフトできれば6~7T目にはお目見えする。ピックに注意が必要だが、見合う性能だ。

 

《金林の追跡者》

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 リミテッド:2.5

 厄介な能力があるから、相手がブロッカーを用意するまでに4~6点もぎ取れる。止めるのが3/2や4/2なら万々歳だし、バットリを用意出来れば相手は生贄を差し出すだけだ。

 

《屈強な古参兵》

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リミテッド:3.0

 屈強なカードだが、防御的なデッキでは抜ける。シャレにならんサイズが、僅か2マナだ。

 

《弱者狩り》

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リミテッド:3.5

 普通は2.5~3.0に点数をつけるが、今回の高得点には理由がある。

・サイズのデカいコモン・アンコが居るので格闘の種に最適。

・マーフォークと恐竜は+1/+1カウンター、激昂シナジーがある。

・小型回避持ちが多いので、獲物に事欠かない

 以上を総合して、ひと狩り行きたくなるカードだ。

 

翡翠をまとう者》

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リミテッド:2.0

 専用デッキカード…とはいえこれ自身を軸にすることはないが。マーフォーク以外ではアンプレイアブルだが、一たび仲間が居れば優秀になる。1マナ2/2相当のレシオに加え、+1/+1シナジーも形成する。

 

翡翠細工の職工》

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リミテッド:2.5

 ダメージを加速させつつ、良レシオもあり色が合えば入るカードだ。;本来なら殴れなかった生物が攻撃にかかれるので、2/+2修正は2点ダメージ以上の価値を持つ。見た目より強いぞ。

 

翡翠光のレインジャー》

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リミテッド:3.5

 タルモと熟考漂いの合いの子…誇張じゃなく、実際そうだ。土地を引くかサイズが上がるかしつつ、トップを向上させるので弱いことがない。3マナにしては出来過ぎ。トップ1枚目がスペルなら4/3確定だからな。ぜひ序盤にピックしよう。

 

《ジャングル生まれの開拓者》

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リミテッド:3.0

 単なる3マナトークン生成スペルより強い。3マナの守勢のカードでは最高かもな。威迫持ちや4/2、2/1をうまいとこ受け止め、3/3相手を3マナで止めるだけでも充分だ。呪禁はオーラとも相性が良いので、色が合えば喜んでぶち込むカードだな。

 

 《暴走の騎士》

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リミテッド:2.5

 専用恐竜デッキなら3.0…いやもっと上か。出した次ターンに9マナ相当の展開をするのも苦じゃない。マナ加速役が終われば、ブロッカーとしても機能する。

 

帰化

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リミテッド:0.5

 ぶっ壊れ変身カードへの有効なサイドだが、メインはない。

 

《オラーズカの襞背》

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リミテッド:2.0

 緑アグロならギリOK、恐竜シナジーがあるならプレイアブルになる。それ以外では褒められないが、そこそこなカードだ。

 

《鬱蒼たるアルマサウルス》

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リミテッド:2.0

 大概は相打ちしつつ1/1を後に残す。良さそうだし、バットリを重ねられれば草生える。

 

《発見の道》

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リミテッド:3.0

 強いな。アド速度は遅いし、4T目に出せないこともあろうが、勝利への道筋をつけてくれる。トークンと相性が良く、ドローの質向上はロングゲームを制する鍵だ。

 

《垂直落下》

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リミテッド:0.5

 良サイドはメインには入らない。

 

《万猛竜》

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リミテッド:1.0

 このセットはデカブツ目白押しなので、バウンスや非ダメージ除去に耐性のない8マナはどうにも…。ハマった時は凄まじいが、ドラフトよかシールド向きだね。

 

《群れの力》

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リミテッド:2.5

 状況によって変動が激しい。ぶっ壊れフィニッシャーにもなれば、手札で腐ることもある。マナが軽めの生物マシマシデッキの頂点に据えたい、ミッドレンジ/コントロールの恐竜では微妙だな。

 

《俊敏な番人》

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リミテッド:3.5

 呪文も生物もシャクれるとは、どっちも素晴らしい。何もなければ、普通に出してプレッシャーをかけ始めよう。マーフォークがなくとも使えるが、あれば強さは弥増すぞ。

 

《若葉のドライアド》

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リミテッド:4.0

 欠点としては2サイズが2/2と貧弱なので、除去耐性がないことか。とはいえ対処できなければ、あっという間に手が付けられなくなる。昇殿達成に突き進み、その後は1Tに3/3を2体生成する(誘発は各アップキープ毎だ)。即効性のある強力フィニッシャーだ。

 

《打ち壊すブロントドン》

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リミテッド:3.5

 緑の良レシオアンコが来たぞ。他を凌駕するサイズだ。自身と引き換えに厄介なエンチャ/アーティファクトを壊せるので、盤面が固まった後でも使い道がある。

 

《雷群れの渡り》

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リミテッド:2.0

 恐竜ガチガチデッキなら、2マナ圏のベストカードになる。一気に恐竜が闊歩するマナにジャンプするからな。それ以外では使えない、クソ強カードだらけで3色タッチなら別だが。3マナは重すぎるが、2マナなら素晴らしい。

 

《むら気な長剣歯》

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リミテッド:1.5

 クセの強いカードだが、話をしようか。4T目に6マナまで延びたなら、盤面を並べ立てて5~6T目に昇殿するので上出来だ。ところが土地詰まりなら全くの役立たずなのが気がかりだ。トップして強いカードではあるし、恐竜デッキなら6マナ級の仲間と同サイズであり、土地加速に資することが出来る。

 

《地表形成師》

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リミテッド:2.5

 ワンパンすれば、死亡時に土地をゲットできる。十分だし、後半になるにつれ効果が上がっていくぞ(とはいえ、ライブラリーアウトするからそのうち殴れなくなるが)。

 
コモン3選

3.《屈強な古参兵》

2.《ジャングル生まれの開拓者》

1.《弱者狩り》

 適切なデッキなら《暴走の騎士》は上記3枚より強いが、とりあえずこれで始めよう。緑には面白いスペルがあるし、いつもより小粒生物が多い。

Rivals of Ixalan Limited Set Review: Red By Luis Scott-Vargas

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昇殿追記

 昇殿について話したい。コメ欄で盛んに議論が戦わされているからね。先ず、昇殿が嫌いなわけじゃない…高評価はしないが。事前予想よりは達成するようだし、シールドでは頻発してる。にしても9T達成が7T達成になっただけで、カードの性能が大幅に変わるわけではない。昇殿しないと役に立たないカードは嫌いだし、達成してたところでぶっ壊れない。2/3飛行が+1/+1されるような、素で強いカードが強化されるのが好みだ、昇殿がクソ強なカードを除くが。

 評価が変わることもあるだろうが、大概のカードはそのままだよ。昇殿達成は無理とは言わない…皆はカードの良い部分を見て、私は悪い部分を見てるだけさ。人は上振れの可能性を過大評価するし、私は逆で過小評価する。でも、昇殿がかなり・常に達成できると思うのは危険だ。盤面や状況に左右される。

要約:昇殿達成は速いらしいが、達成したところで高が知れてる。昇殿デッキを目指す理由にならないし、昇殿達成が容易と考えるものではない。

 

 

《血染めの太陽》

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リミテッド:0.5

 キャントリがあるので、変身土地を持つ相手への有効なサイドだ。強力な変身相手に入れ、キャントリでアドは失わない。《進化する未開地》には気をつけろよ、一たびこいつが出れば用をなさなくなる。

 

《砲撃》

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リミテッド:3.5

 こいつの評価に言葉を山と降らせることもない。除去したい大概の生物を、インスタントで燃やす。

 

《鉄面提督の報奨》

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リミテッド:0.5

 これさえあれば昇殿間違いなし!ともあれ、7マナで盤面に影響なし。コントロールミラーを制する要になるかもしれんが、言い過ぎだね。

 

《鉄面連合の掠め取り》

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リミテッド:1.5

 海賊が欲しい、宝箱も欲しい、そんな時はこいつの出番だ。とはいえ期待すんなよ。4マナ3/3に宝箱がついたところで、大した活躍はしない。

 

《海賊の示威》

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リミテッド:2.5

 何ともイカしたバットリだ。非海賊でもコンバットを制するのは容易で(3/3が4/4を破るだけで上等)、海賊に至っては凄まじい。普通なら勝ち確のゲームで負ける類のカードだ。他のパンプと組めば10点以上ぶっ飛ばす上に、単体でも強い。優秀なカードなので、生物が12体もあれば先ず積めるよ。

 

《突進するタスコドン》

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リミテッド:2.0

 突進って名前なのに速攻ないの?ともかく、面白いカードが来たぞ。本体に通した時のダメージを恐れブロックされやすい生物なので、バットリと相性がいい。5マナ圏には他の候補もあるので、急いで取る必要はない。

 

 《勇敢な海賊》

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リミテッド:1.5/3.0

 安定して1T目に出せるなら、ピックも吝かじゃない。海賊が少ないのにこれを使うのは冒険だが、最悪3T目に2/2として出せるので死に札にはならない。上手く使うには8体以上海賊が欲しいが、4体くらいでも渋々使うかな。

 

《凶兆艦隊の向こう見ず》

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リミテッド:3.5

 瞬唱の色違いとは素敵だね(つけられる綽名は酷いものばかりだが)。相手のデッキが特殊でもない限り後半は良スペルを奪えるし、除去でなくともバウンスやバットリだけでも上等だ。2T目に出しても強いので、相手のデッキがボムスペル揃いでもない限りは早めにクロックとして出すべきだ。どのタイミングでも強い2マナ生物は素晴らしいぞ、分かるよな?

 

 《原初の嵐、エターリ》

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リミテッド:4.0

 タイタンシリーズ(原初とか、墓所とか)を思い出させる。ETB時の誘発はないがサイズはでかいし、生きてターンが返ればアタックしてマナ要らずの2ドローになる。大した能力な上、6マナ6/6の時点で買いだ。ストームと名がつくカードが好きなので、パックから出たらホクホクだ。

 

《狂信的扇動者》

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、リミテッド:3.0

 この手のカードは1枚は積むし、環境にタフ1が多ければ2枚目以降も考慮に入る。強襲の種になりつつ序盤にダメージを稼ぎ、後半はチャンプしつつ2/1や3/1を道連れにする。1点ダメカードゆえ、相手のサイズに合わせてサイド調整しろよ。

 

《帝国の先駆け》

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リミテッド:3.0

 このサイクルの上振れは凄まじい。強力なサーチ先が居れば、先駆け自身の点数もうなぎのぼりだ。こいつの能力も上々で、タフ1を咎めつつ激昂を誘発する(枚数が少なくとも良い)。出した次ターンにはサーチ先のお目見えだ。強龍が居れば帝国が始まるので、早めに取って恐竜に行くのもありだ。

 

《恐竜変化》

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リミテッド:3.5

 リスキーだが、効果は絶大なカードだ。6マナかけて出した時にライフを15に戻すため、序盤のダメージを通せるようになる。ターンが返ればライフと引き換えに相手の最大生物を食えるが、ライフが低いなら小型生物で済ませよう。欠点としてはマスト誘発なので、相手が出し続ける限りこちらのライフも減り続けるんだ。

 出してから速やかにゲームを終わらせなければならないのは、他のフィニッシャーカードとの違いだ。強力とはいえ、死ぬ前に自軍を展開して勝ちにいく必要があるぞ。ライフゲインと相性が良く、バウンスや除去で自殺を免れるのも可だ。それに、対象に取った生物をスタックでバウンス/除去すれば、ダメージは立ち消えだ。

 

 《エリマキ死吐き》

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リミテッド:2.5

 アグロがこれを抜くなんてありえないな。どんだけ後半だろうと本体ダメージ源になる。《帝国の先駆け》とコンボが組めるし、除去以外で対処するのは厄介だ。ランプなら不採用だが、アグロなら積むのが正解。

 

《ゴブリンの先駆者》

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リミテッド:3.0

 2マナ回避持ちは何時だって強力だが、その1例。ブロックが困難なので容易く4~6点稼ぎ、ダブルブロックへバットリも合わせやすい。こういうのがあるから、環境は低速化しないな。

 

《反逆》

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リミテッド:3.0

 良いね。最重要生物は落とせないが、軽いので先ず入る。大体、2番目にデカい生物を落とすことになるが、サイズがどっこいどっこいなら最大の生物もいけるだろう。1マナで2~4マナ、場合によってはそれ以上を落とせるならお気に召すさ。

 

《針歯の猛竜》

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リミテッド:3.0

 デッキの核になる激昂生物はそうないが、こいつは別だ。ちくちくダメージを浴びせると針で串刺しにするが、この環境それが可能なんだよな。《帝国の先駆け》が最高の相棒だ。サーチをして、出て直ぐさま除去が飛ぶ。単体であっても、相打ちしつつ別のを落としたり、デカブツをチャンプして1:1交換にも出来る。3.5にしても良いが、《渇望の時》《水結び》《光明の縛め》がネックだ。

 

 《オラーズカの猛竜》

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リミテッド:1.5

 恐竜デッキなら評価がちと上がるかもだが、特筆するものはない。そこそこレシオにダブルシンボルなので、積む理由がある/必要な時は使えば良いよ。

 

《海賊の略奪》

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リミテッド:1.5

 盤面展開が滞ってもOKな状況なら、強力なカードになる。あの本家略奪とは別なカードだが、最弱カードを捨てて2ドローと宝箱に出来るなら十分。色タッチや昇殿が関わるデッキなら強さが増すが、2色アグロでは不必要だ。

 

《無謀な怒り》

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リミテッド:2.5

 デカブツがあれば評価アップ。実際強いよ。タフ3に当てても良いし、除去へのレスポンスやチャンプ生物を活用しても良いので、強力な上小回りが利く。もち、激昂と相性もいいぞ。

 

《再燃するフェニックス》

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リミテッド:4.5

 レシオクソ強な飛行であるばかりでなく、除去や追放効果に耐性さえある。バカげた強さを誇る、環境有数のカードだ。

 

《激怒》

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リミテッド:2.0/3.0

 オーラはデッキを選ぶが、アグロが喜んで使う1枚。そうそうブロックされることはなくなり、それがたった2マナとは。アタック強制は欠点だが大したものではない。点数がここ止まりなのはデッキを選ぶから。アグロこそが望むカードだ。

 

《基盤の揺るぎ》

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リミテッド:1.5

 サイド要員に見えるが、キャントリがあるのでメインに1枚挿しても可。激昂とも相性が良いが、地震が起きるほどのパワーはないので点数低めで。

 

《粉砕》

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リミテッド:0.5

 サイドつったって下の下だぞ。アーティファクトしか対象に取れないから、滅多に使わない。

 

《銀まといのフェロキドン》

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リミテッド:1.0

 銀?銅の間違いだろ。これだから7マナフィニッシャー(そんなんあるか知らんが)はイヤなんだ。除去やバウンスに無力な上、激昂は土地をサクられて終わりなので、満を持して出したところで見合わない。フィニッシャーが足りなければ積んでもいいが、使いたかないな。

 

《暴走する角冠》

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リミテッド:2.0

 恐竜を満載してるなら、こいつは暴走を始める。恐竜はアグロ以外もあるので、赤緑ミッドレンジよりは赤白アグロのマナカーブトップに据えるべきカードだ。

 

《風雲艦隊の剣客》

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リミテッド:2.5

 昇殿達成が面倒でも、2マナ2/2はプレイアブル。大体使うことになるので、4点パンチの機会もあろうさ。

 

《太陽襟の猛竜》

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リミテッド:1.0

 何とも奇天烈だな。2/2相手に殴りには行けないので、2マナ圏とは呼び難い。終盤になれば火の玉のように本体10点をぶちかませるので、欲しければどうぞ。怪しいところなので、アグロに傾いててフィニッシャー不足なら使えば良い。序盤殴れないっていうのは安定性を大きく損なうけどな。

 

《意気がった海賊》

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リミテッド:3.0

 さらっと強襲すれば、納得のレシオに。意気がれない時もあろうが、海賊でありマナカーブを埋める役割がある。

 

 《ティロナーリの冠》

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リミテッド:1.5

 あれこれ語りがいのあるカードだ。1点ダメで激昂を誘発させられるし、相手のタフ1の除去にもなる。パワー修正とトランプルを付与するので、回避持ちに貼ればダメージは加速する。使い道としては、タフ2回避生物や、コンバットを耐えられるデカブツ、相手のタフ1生物にエンチャントできる。使い出はあるが、必要条件がちとキツイからデッキから抜けるカードでもある。タフ2タフ3ばかりのデッキで使うなよ、1:2交換取られるだけだからな。

 

《ティロナーリの騎士》

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リミテッド:1.5

 昇殿を素早く達成できるとはいえ、コンバットした次の瞬間にはお陀仏だ。これを軸にするには昇殿が3~4枚か、横並びできるデッキ構成が必要だ。

 

コモン3選

3.《ゴブリンの先駆者》

2.《反逆》

1.《砲撃》

 2枚の除去にアグロ生物、ウズウズするね。赤はアグロ、守るより攻めるカラーだな。

Rivals of Ixalan Limited Set Review: Black By Luis Scott-Vargas

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《鮮血流》

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リミテッド:2.5

 吸血鬼が居れば脳汁が噴き出す…流石に1体は出てるだろ。環境的にディスカードは弱いが、ドレインが役に立つ。2点ゲインは実質的に盤面に干渉しつつ、打ったターンの空隙を補う。それに、ゲイン誘発カードのお伴にも。

 

《運河のオオトカゲ》

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 リミテッド:1.0

 5マナ5/3ではなあ…。タフネスが脆すぎるし、5マナは重すぎる。監視業に長けた奴らは塔の上に居るオカゲで、運河に居るのは下の下だな。

 

薄暮の勇者》

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リミテッド:4.0

 自身がドラキュラなので、単体で素晴らしい。大量ドローを実現するので、文句のつけようがないよ。ライフさえ余裕があれば4/4に加え数枚ドロー。まさに勝者の名が相応しい。

 

《闇の尋問》

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リミテッド:0.5

 問いはこうだ…これはプレイアブルか?メインには入らないが、デカブツフィニッシャーを有する相手には有効なサイド。3マナ払って場に影響がないのは辛い。

 

 《死者の宝箱》

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リミテッド:1.0

 見た目良さそうなんだが、冷静にダメだな。2~4ドロー出来るとはいっても、それなりのサイズに貼り付けて、死亡させて、ようやくカードを唱えられる(その半分は土地だろうし)。除去に溢れたデッキ以外は、こいつは死に札だ。

 

《恐竜ハンター》

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リミテッド:2.0

 熊生物は、特に海賊アグロなどでは強力なままだろうな。それなりの確率で当たる恐竜を咎められるので、プレイアブルなカードとして嬉しいおまけだ。メインに入らないとしてサイドに下げることもあろうが、そうそうないな。

 

《凶兆艦隊の毒殺者》

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リミテッド:4.0

 全局面で使える。序盤ならコンバットを制しつつテンポを取り、後半でも瞬速で飛び出し6/6と相打ちする。海賊でなくとも、これを流す手はない。

 

薄暮の軍馬》

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リミテッド:1.5

 どう転んでもダメそう。序盤の丘巨人ぶりも、後半の5/5も、どっちも馬力が足りていない。トークンデッキなら力を発揮するが、心惹かれんね。

 

薄暮軍団の盲信者》

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リミテッド:3.0

 どんなデッキだろうと、黒けりゃ抜けることはない。吸血鬼では素晴らしく、海賊だろうとキャントリでアド取るからね。

 

《深海艦隊の移乗要員》

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リミテッド:3.0

 3マナ3/3は攻守に優れた万能だ。海賊の方が2ライフを失わずに済むが、素晴らしいマナレシオなので黒ければ入るぞ。

 

《連合の先駆け》

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リミテッド:3.0

 先駆けサイクルは全部有能だな。引っ張る先が居れば更に良し。こいつはマナカーブを埋めつつ、ゲームを通して相手のライフをじわじわ攻める。「良い」程度を超えたカードだ。

 

《黄金の死》

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リミテッド:3.0

 幅広い活躍が見込める1枚。相手如何では容易にニコイチサンコイチを取るが、1体落とすのも一苦労な相手もある。イクサランの《焦熱の連続砲撃》が大好きなんだが、あれより癖が強いか。とはいえ、全く影響を受けない相手もないけれど。都市の承認はそう受けられないが、達成時の効果はドでかいおまけだ。

 

《欲深い悪漢》

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リミテッド:2.0

 2/1アグロ生物を欲しがるデッキは多いが、ブロック時は弱くなるので困ってしまうな。予想通り、海賊デッキが何より欲しがるカードだが、デッキの速度で取るか決めろよ。

 

《陰惨な運命》

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リミテッド:1.0

 大ダメージのためには生物を並べてもらう必要があるなんて、博打すぎる。アグロは攻める過程で生物の交換をするもんだしな。限定的すぎるから、1枚も入れたくない。複数なんて以ての外だ。

 

 《刺突》

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リミテッド:3.5

 軽くて無条件な除去は何時の世も圧巻。ベストコモンの有力候補だ(ランクインしてるかは秘密)。

 

《首謀者の収得》

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リミテッド:0.5

 デッキやサイドから好きなカードを持ってこれようと、4マナ1ドローに価値はない。マナが掛かり過ぎだし、サーチ先が強力だろうとマナは帰ってこない。例外としては低速なゲームでボムカードを引っ張る時か。そんなサイドカードさ。

 

《霊廟のハーピー

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リミテッド:1.5

 5マナ3/3飛行は、良カードではなくとも使用可。都市の承認を得つつ自生物を死なせるのは手間がかかり過ぎるように思うので、あってないようなテキストだ。

 

《渇望の時》

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リミテッド:3.0

 高速環境では低マナ除去を渇望するものだし、2点ゲインで攻撃に耐えられる(ゲインシナジーも形成する)。除去できる生物は多いし、単体で落とせなくともバットリとして機能する。血眼になって欲しがる良カードだ。

 

 《誓いを立てた吸血鬼》

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リミテッド:3.0

 上振れが高く下振れが小さいカードの典型だ。2マナ2/2で追い風のクリーチャータイプを持ち、ゲームを通じて何度も墓地から甦る。吸血鬼デッキは自然とゲイン要素を持つし、無くともそもそもプレイアブルだ。相手は交換を厭うて、本体に通すこともあるだろうな。

 

《無慈悲な略奪者》

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リミテッド:1.0

 宝箱が必要な防御的デッキで、生物が多いなら使える。条件が多すぎるので、こいつが日の目を見るかは怪しいな。

 

《貪欲なチュパカブラ

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リミテッド:4.5

 バクッ!と何でも食らいつく。サイズも、レアリティも、色も、種族も関係なく。単体でテンポの取れるニコイチだし、墓地回収と合わせれば相手はおしまいだ。今セット最強の一角だし、ベストアンコモンだ。

 

 《略奪者の急襲》

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リミテッド:3.5

 大抵の生物を落とせる除去が3マナ。優良除去だ。

 

《復活》

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リミテッド:2.5

 些か重いので、黒いデッキが欲しがって1枚だろう。軽い(そして強い)生物が多いほど2枚目以降の価値は高まるが、この手の限定的なカードの沼に嵌まり込むなよ。

 

 《サディストの空渡り》

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リミテッド:3.5

 非吸血鬼デッキでも抜けることはないが、その場合は3.0に近いな。吸血鬼デッキとしては是非軍門に加えたい1枚だ。飛行絆魂とのライフレースなんて無理で、パンプと組み合わせればレースをぶち壊す。

 

《原初の死、テジマク》

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リミテッド:4.5

「手札から公開して、カウンターを置く」

 この宣言だけは聞きたくないな。しかも、そのゲーム中何度も聞く羽目になるからね。こいつに太刀打ちなんて出来んよ。全除去どころか、疫病風だから。生物を控えようにも、相手は盤面展開を続けるから止めるためにこちらも応戦しなくちゃならん。そしたらテジマクが降り立ちこちらは壊滅、復帰は無理だ。6/6接死抜きにしてもぶっ壊れだし、そのサイズも嬉しい。こんなベストカードが、レアに居るだなんて。

 

 《墳墓荒らし》

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リミテッド:3.5

 これぞフラッド対策。余剰土地を有効活用しつつ、更なる土地を引っ張ることもある。あっという間にデカくなりつつ、ドロー操作も出来る。大好きだ。

 

《黄昏の預言者》

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リミテッド:3.5

 2/4飛行は常に使い出があるし、一たびパーマネントが10個に辿り着いたら化ける。これぞ昇殿デッキを組む理由になる上、未達成でも何の問題もない。

 

 《吸血鬼の亡霊》

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リミテッド:1.5

 吸血鬼デッキだともう少し点数が上がるが、タフ1を咎めるカードが多いから微妙だね。

 

《ヴォーナの飢え》

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リミテッド:1.5

 3マナ布告に用はないので、何としても昇殿を達成しなければならない。黒ならイケそうなので、環境がそんな低速戦略を許すなら活躍の目はある。

 

《貪食の吸血鬼》

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リミテッド:3.0

 手堅いアタッカーに、ダメージ追加能力持ち。吸血鬼デッキで嬉しい1枚だ。

 

 コモン3選

3.《薄暮軍団の盲信者》

2.《渇望の時》

1.《刺突》

 黒は良コモンがあるな。優良除去、アグロ生物、質の高い2マナ圏。レアにはぶっ壊れが2枚があるので(実は1枚はアンコだけど)、初手黒で始められたら嬉しいね。