灯争大戦入り新環境デッキ11~15
ティムール荒野
-土地(25)-
4《蒸気孔/Steam Vents》
4《硫黄の滝/Sulfur Falls(DOM)》
4《繁殖池》
4《内陸の湾港/Hinterland Harbor(DOM)》
4《踏み鳴らされる地》
3《根縛りの岩山/Rootbound Crag(XLN)》
2《島/Island(ORI)》
-生物(6)-
4 ボーラスの占い師
2《パルン、ニヴ=ミゼット/Niv-Mizzet, Parun》
-呪文(29)-
2《選択/Opt》
2《シヴの火/Shivan Fire》
4《成長のらせん》
1《アズカンタの探索/Search for Azcanta(XLN)》
2《否認/Negate(OGW)》
2《焦熱の連続砲撃/Fiery Cannonade(XLN)》
2《中略/Syncopate(DOM)》
2《悪意ある妨害/Sinister Sabotage》
4《荒野の再生》
4《薬術師の眼識/Chemister's Insight》
4《発展+発破/Expansion+Explosion》
エスパー、荒野同系の大幅強化を受けカウンターの種類を調整。特に否認は新環境メインが肯定されうると思ってる。
バントネクサスver2
-土地(25)-
4《寺院の庭/Temple Garden》
3《陽花弁の木立ち/Sunpetal Grove(XLN)》
4《繁殖池》
4《内陸の湾港/Hinterland Harbor(DOM)》
4《神聖なる泉》
4《氷河の城砦/Glacial Fortress(XLN)》
1《島/Island(ORI)》
1 爆発域
-生物(4)-
4 ボーラスの占い師
-呪文(31)-
4《選択/Opt》
4《成長のらせん》
2《アズカンタの探索/Search for Azcanta(XLN)》
2《中略/Syncopate(DOM)》
2《否認/Negate(OGW)》
3 時を解すもの、テフェリー
4《荒野の再生》
4《薬術師の眼識/Chemister's Insight》
2《ドミナリアの英雄、テフェリー/Teferi, Hero of Dominaria》
エスパーと荒野が強いのならメインフォグレスもありじゃないか。3テフェ+軽カウンターで青同系を制する。
青緑荒野
-土地(24)-
3《シミックのギルド門》
2《天才の記念像/Memorial to Genius》
2 爆発域
4《内陸の湾港/Hinterland Harbor(DOM)》
4《繁殖池》
4《森/Forest(M19)》
5《島/Island(M19)》
-生物(4)-
4ボーラスの占い師
-呪文(32)-
4《選択/Opt》
2《アズカンタの探索/Search for Azcanta(XLN)》
4《成長のらせん》
3 無神経な放逐
2《否認/Negate(OGW)》
1《中略/Syncopate(DOM)》
1《悪意ある妨害/Sinister Sabotage》
2 崇高な工匠、サヒーリ
1 神秘を操る者、ジェイス
4《薬術師の眼識/Chemister's Insight》
4《荒野の再生》
これもフォグレスで。今までシミックだけテフェリー・ニヴのような継続アドバンテージがなかったが、遂にサヒーリ、トリシンジェイスが現れた。
もうひとつ注目しているのがバウンス動員1の無神経な放逐。2体分のアタックをいなせるのでフォグに近い動きが出来つつ、例えば2~3T目にサックリ最大生物を戻しつつ次ターンPW着地といった動きも出来る。荒野同系でも腐らないフォグ要員として一考に値するのではないか?
エスパー
-土地(26)-
1《沼/Swamp(M19)》
1《島/Island(M19)》
4《神無き祭殿》
4《孤立した礼拝堂/Isolated Chapel(DOM)》
4《神聖なる泉》
4《氷河の城砦/Glacial Fortress(XLN)》
4《湿った墓/Watery Grave》
4《水没した地下墓地/Drowned Catacomb(XLN)》
-生物(3)-
3 ボーラスの占い師
-呪文(31)-
4《思考消去/Thought Erasure》
2《アズカンタの探索/Search for Azcanta(XLN)》
3《喪心/Cast Down》
3 灯の燼滅
2《否認/Negate(OGW)》
4《吸収》
1 時を解すもの、テフェリー
1《屈辱》
4《ケイヤの怒り》
2《薬術師の眼識/Chemister's Insight》
4《ドミナリアの英雄、テフェリー/Teferi, Hero of Dominaria》
1 永遠衆の将軍、リリアナ
大本命エスパー。占い師は既にして高いアグロ耐性を更に上げつつテフェリー奥義後のフィニッシャーを果たし、テフェリーへの壁になる。
燼滅はPW対処・フェニ用に入っていた激重侮辱の完全なる後釜。荒野を潰せるのが何より偉い。
新テフェは荒野同系潰し。
リリアナはフィニッシャー・ミッドレンジ用カードとして欲しいかなと思い1枚。スルタイやグルールのようなミッドレンジ相手はテフェリーよりも掌握力が高いので、2枚目の採用も考えられる。とにかく全能力が強い。
スルタイ荒野
-土地(25)-
1《沼/Swamp(ORI)》
4《湿った墓/Watery Grave》
4《水没した地下墓地/Drowned Catacomb(XLN)》
4《草むした墓/Overgrown Tomb》
4《森林の墓地/Woodland Cemetery(DOM)》
4《繁殖池》
4《内陸の湾港/Hinterland Harbor(DOM)》
-生物(4)-
4 ボーラスの占い師
-呪文(31)-
2《選択/Opt》
4《思考消去/Thought Erasure》
2《アズカンタの探索/Search for Azcanta(XLN)》
1《一瞬/Blink of an Eye(DOM)》
4《成長のらせん》
1《根の罠(RNA)》
1《暗殺者の戦利品/Assassin's Trophy》
3《首謀者の収得》
4《荒野の再生》
4《薬術師の眼識/Chemister's Insight》
1 永遠衆の将軍、リリアナ
サイド(シルバーバレット)候補
《強迫/Duress(XLN)》
《根の罠/Root Snare》
《暗殺者の戦利品/Assassin's Trophy》
《漂流自我/Unmoored Ego》
煤の儀式
《ミラーリ予想/The Mirari Conjecture》
殺戮少女
啓示の終焉
《ハイドロイド混成体》
辺り。
荒野VSエスパーで二極化した場合のデッキその3。青、コンボ同系の動きの柔軟性が最大の取り柄。ハンデスは特にサイド後カウンターより遥かに強く、戦利品は荒野・3テフェどちらも観れる唯一の手段であり、(拾得経由の)メイン漂流自我はきずな・テフェリーを指定すれば勝ち確定になる。
灯争大戦入り新環境デッキその6~10
スルタイ加速
-土地(24)-
4《草むした墓/Overgrown Tomb》
4《森林の墓地/Woodland Cemetery(DOM)》
4《湿った墓/Watery Grave》
2《水没した地下墓地/Drowned Catacomb(XLN)》
4《繁殖池》
1《内陸の湾港/Hinterland Harbor(DOM)》
1《沼/Swamp(M13)》
1《島/Island(ORI)》
3《森/Forest(MED)》
-生物(23)-
4《ラノワールのエルフ/Llanowar Elves》
4《マーフォークの枝渡り/Merfolk Branchwalker(XLN)》
4《野茂み歩き/Wildgrowth Walker(XLN)》
2《培養ドルイド》
1《打ち壊すブロントドン》
4《翡翠光のレインジャー》
4《ハイドロイド混成体》
-呪文(15)-
2《採取+最終/Find+Finality》
1 永遠の終焉
2《喪心/Cast Down》
2 死の芽吹き
2《ヴラスカの侮辱/Vraska's Contempt(XLN)》
3《ビビアン・リード/Vivien Reid》
3 戦慄衆の将軍、リリアナ
超絶向かい風としてエスパーが灯の燼滅を手に入れてしまっため、盤面+PWの状況もサックリひっくり返されるようになった。とはいえ、ラスだけの状況ならリリアナで蓋出来るので積まない選択肢はないかなと。
グルールの類には死の芽吹きからのハイドロorリリアナのムーブがとても強いよ。
グリクシス
-土地(26)-
2《沼/Swamp(ORI)》
4《蒸気孔/Steam Vents》
4《硫黄の滝/Sulfur Falls(DOM)》
4《湿った墓/Watery Grave》
4《水没した地下墓地/Drowned Catacomb(XLN)》
4《血の墓所》
4《竜髑髏の山頂/Dragonskull Summit(XLN)》
-生物(7)-
4 ボーラスの占い師
3《破滅の龍、ニコル・ボーラス/Nicol Bolas, the Ravager》
呪文(27)-
4《思考消去/Thought Erasure》
2《アズカンタの探索/Search for Azcanta(XLN)》
2 アングラスの暴力
3 暴君の嘲笑
2《否認/Negate(OGW)》
4《イオン化/Ionize》
1 ラルの発露
3《ヴラスカの侮辱/Vraska's Contempt(XLN)》
2《薬術師の眼識/Chemister's Insight》
4 龍神、ニコルボーラス
ぶっちゃけエスパー完全下位互換。だって荒野への対応力異常に低いんだもん。
孤高バーン
-土地(18)-
4《蒸気孔/Steam Vents》
4《硫黄の滝/Sulfur Falls(DOM)》
5《山/Mountain(MMQ)》
5《島/Island(MRD)》
-生物(18)-
4 戦慄衆の秘儀術師
4《静電場/Electrostatic Field(GRN)》
4《どぶ潜み/Guttersnipe》
4《弧光のフェニックス/Arclight Phoenix》
2 永遠神ケフネト
-呪文(24)-
4《ショック/Shock》
4《選択/Opt》
4《大将軍の憤怒/Warlord's Fury》
4《突破/Crash Through(M19)》
4《航路の作成/Chart a Course(XLN)》
4《急進思想/Radical Idea》
中途半端にコンバットするとフォグで生き延びられるので、もう本体ダメージぶっぱで。フェニックス分エスパーに有利に戦えるかと思いきや燼滅でさっくり対処されるんだよなー。
バントネクサス
土地(24)-
4《陽花弁の木立ち/Sunpetal Grove(XLN)》
4《寺院の庭/Temple Garden》
4《神聖なる泉》
4《氷河の城砦/Glacial Fortress(XLN)》
4《繁殖池》
4《内陸の湾港/Hinterland Harbor(DOM)》
-生物(5)-
3 ボーラスの占い師
2 永遠神ケフネト
-呪文(31)-
4《選択/Opt》
2《アズカンタの探索/Search for Azcanta(XLN)》
4《成長のらせん》
4《活力回復/Revitalize》
2《根の罠》
2 時を解す者、テフェリー
4《荒野の再生》
4《薬術師の眼識/Chemister's Insight》
1《ドミナリアの英雄、テフェリー/Teferi, Hero of Dominaria》
ケフネトの別の使い方。ネクサス系列の中では一番赤単耐性を上げられると思う。
エスパーPWC
-土地(25)-
4《湿った墓/Watery Grave》
4《水没した地下墓地/Drowned Catacomb(XLN)》
4《神無き祭殿》
4《孤立した礼拝堂/Isolated Chapel(DOM)》
4《神聖なる泉》
4《氷河の城砦/Glacial Fortress(XLN)》
1《沼/Swamp(ORI)》
-生物(8)-
4 魂の占者
4《徴税人》
-呪文(27)-
1《モックス・アンバー/Mox Amber》
2《アズカンタの探索/Search for Azcanta(XLN)》
4《思考消去/Thought Erasure》
1 時を解す者、テフェリー
1 覆いを裂く者、ナーセット
1《大判事、ドビン》
1 ケイヤの誓い
2 謎めいた指導者、カズミナ
3《ケイヤの怒り》
1《テフェリーの誓い/Oath of Teferi(DOM)》
1 復讐に燃えた血王、ソリン
2《ウルザの後継、カーン/Karn, Scion of Urza(DOM)》
2《ウルザの殲滅破/Urza's Ruinous Blast》
1《ドミナリアの英雄、テフェリー/Teferi, Hero of Dominaria》
1《工匠の達人、テゼレット/Tezzeret, Artifice Master》
2 永遠衆の将軍、リリアナ
1 人知を超えるもの、ウギン
クソデッキに見えて、エスパーを抹殺するデッキとしてはマジメにアリだと思う。燼滅やカウンターは枚数限られてるから、3T目から毎ターンPW連打したら絶対に通るからね。
灯争大戦入り新環境デッキその1~5
クラッツ
-土地(24)-
4《血の墓所》
3《竜髑髏の山頂/Dragonskull Summit(XLN)》
4《聖なる鋳造所/Sacred Foundry》
3《断崖の避難所/Clifftop Retreat》
4《神無き祭殿》
4《孤立した礼拝堂/Isolated Chapel(DOM)》
1《平地(RNA)》
1《沼(RIX)》
-生物(36)-
4《追われる証人/Hunted Witness》
4《どぶ骨(RNA)》
1 Grim Initiate
4《忘れられた神々の僧侶》
2《オルゾフの処罰者》
3《火刃の芸術家》
4 Cruel Celebrant
2 Lazotep Reaver
4《災いの歌姫、ジュディス》
3 Mayhem Devil
3《真夜中の死神/Midnight Reaper》
2 God-Eternal Bontu
オール生物。本体火力だけは異常に多いので、フォグ耐性だけは無駄にある。
ボロス瞬唱
-土地(23)-
2《ボロスのギルド門/Boros Guildgate》
4《聖なる鋳造所/Sacred Foundry》
4《断崖の避難所/Clifftop Retreat》
7《山(RNA)》
6《平地(RNA)》
-生物(23)-
4 Dreadhorde Arcanist
4 Tenth District Legionnaire
4《ボロスの挑戦者/Boros Challenger》
3 《軍勢の切先、タージク/Tajic, Legion's Edge》
3 Feather, the Redeemed
3 Krenko, Tin Street Kingpin
2 《正義の模範、オレリア/Aurelia, Exemplar of Justice》
-呪文(14)-
2《最大速度/Maximize Velocity》
4 《完全+間隙/Integrity+Intervention》
4《戦いの覚悟/Gird for Battle》(2体に1/+1)
4 Defiant Strike
リスト書き出して分かるんだけど、ボロスなら教導の方が強化効率が遥かに良いし何よりコンボの癖に即死しないのよね。紙束。
ジャンドスン
-土地(23)-
4《草むした墓/Overgrown Tomb》
3《森林の墓地/Woodland Cemetery(DOM)》
4《踏み鳴らされる地》
4《根縛りの岩山/Rootbound Crag(XLN)》
4《血の墓所》
4《竜髑髏の山頂/Dragonskull Summit(XLN)》
生物
4 Dreadhorde Arcanist
4 《成長室の守護者》
4 Dreadhorde Butcher
3 Krenko, Tin Street Kingpin
3《災いの歌姫、ジュディス》
3《再燃するフェニックス》
2《原初の飢え、ガルタ》
呪文
4《冒険の衝動/Adventurous Impulse》
2《ドスン/Thud》
4《巨大化/Giant Growth(_BR)》
4《争闘+壮大》
瞬唱に+4!FBで+8!、スリスに+4してドスンで15点!…赤単でおkな気はするが、占い師が全く気にならない高速デッキという意味では存在価値はあるかもしれない。
冒険の衝動が赤瞬唱で気軽に使えるオシャレカード。
緑フィナーレ
-土地(24)-
4《繁殖池》
4《内陸の湾港/Hinterland Harbor(DOM)》
3 Mobilized District
2 《シミックのギルド門》
7《森/Forest(M19)》
4《島(RIX)》
-生物(30)-
4《ラノワールのエルフ/Llanowar Elves》
4《培養ドルイド》
4《成長室の守護者》
4《僧帽地帯のドルイド/Druid of the Cowl》
3《獣に囁く者/Beast Whisperer》
4《生体性軟泥》
2 God Eternal Rhonas
4《ハイドロイド混成体》
1《終末の祟りの先陣》
-呪文(6)-
4《イトリモクの成長儀式/Growing Rites of Itlimoc(XLN)》
2 Finale of Devastation
X=10を超えるにはどうすればいいか…そうだね、イトリモクだね(!?)。フォグされると悲しみを背負うのでもこれもカジュアル止まり。
グルール律動
-土地(24)-
4《根縛りの岩山/Rootbound Crag(XLN)》
4《踏み鳴らされる地》
9《森/Forest(DOM)》
6《山/Mountain(DOM)》
1 Mobilized District
生物
4《ラノワールのエルフ/Llanowar Elves》
2《培養ドルイド》
4《成長室の守護者》
4《クロールの銛撃ち/Kraul Harpooner》
4《グルールの呪文砕き》
4《再燃するフェニックス》
3 Ilharg, the Raze-Boar
3 God Eternal Rhonas
2《原初の飢え、ガルタ》
-呪文(6)-
2《稲妻の一撃/Lightning Strike》
4《野生の律動》
皆考えるやつ。でも元々のグルールの弱さである単除去・面除去への弱さが何も緩和されていないというね。ミシュラン2積むべきかも。
Temur Reclamation at the Mythic Championship By Pascal Maynard
今回のPT(ミシックチャンピオンシップ)のデッキ選択には経緯がある。日常の瑣事にかかりっきりで、十分な調整時間が取れなかった。そのため、先ずは選択肢を絞ることとなった。
記事と動画を見て欲しいが、始めはバーンを試したんだ。数日かけて、パワー不足という結論になった。スルタイとエスパー相手にキツイことが分かったのは少なくとも収穫だ。自分の結論を信じるなら、対赤不利のつくデッキを選んでも当たる事態は少ない筈だからだ。
次に、知識不足なデッキやマイナーデッキを知ることにした。青単、ゲート、ドレイク、エスパーミッドを回したんだ。
青単のデッキパワーは確かだが、短時間で習熟するのは難しいのも事実。選択肢からは外れたが、青単に勝てるデッキを念頭に入れることとした。
門は興味深い。マナベースの弱さを補うカードパワーにはそそられたが、青単相手が絶望的すぎたので止めにした。
次は12ドレイク。サイド込みで回した結果、スルタイ相手に芳しくないことが判明した。《弧光のフェニックス/Arclight Phoenix》が鍵だと気づき、《ゴブリンの電術師/Goblin Electromancer》《弧光のフェニックス/Arclight Phoenix》4積みにして、《弾けるドレイク/Crackling Drake》型や《プテラマンダー》型を試したが満足いかず調整を終えた。惜しいところまで到達していたのは、チャネル勢の好成績を見れば分かるね。
エスパーミッドはそこそこ。調整次第では大体のデッキに勝てるが、スルタイだけは別。高速型でもアド型でも勝ちようがない。スルタイは最大勢力だと想定されるのに。
デッキ提出まで6日を切り、スルタイと青単に勝てるデッキが求められた。エスパー、白ウィニー、ネクサスとのマッチも予想されるので、それらとも戦えるデッキである必要がある。
ティムール荒野
対青単を戦える荒野デッキを模索した結果、辿り着いたのがこれだ。周知の通り、荒野VSスルタイは荒野有利だ。スルタイ側が速やかに殴り切れないうちに、荒野が爆アドを稼ぎ始めるからだ。重量アド源に頼っているが故に、青単テンポの餌になるのも表裏一体だ。
《呪文貫き/Spell Pierce(XLN)》にシャクられず《執着的探訪/Curious Obsession(RIX)》で詰まないためには、《シヴの火/Shivan Fire》のような軽量除去を積み、重量スペルを生物に置き換える必要がある。《魔術師の反駁/Wizard's Retort》のようなカウンターはどうすりゃ良い?「打ち消されない」。
クロックを2~3点に抑え、《大嵐のジン/Tempest Djinn》をカウンターや《シヴの火/Shivan Fire》で対処。6マナに到達すればニヴが降臨し、相手はなすすべなく死を待つだけだ。
対青単は依然きついが、絶望的とまではいかなくなったのさ。
Temur Reclamation
Pascal Maynard, 8-2 at Mythic Championship Cleveland
75枚詰めるまでには紆余辿った。メインに《焦熱の連続砲撃/Fiery Cannonade(XLN)》は積んでいなかったが、ゲロキツい白単相手の楽勝手段になりうることに気付いた。スルタイ、青単、赤単相手も悪くなく、《発破/Explosion》でコピーすればインスタントラスゴに変貌する。
荒野デッキなのに《運命のきずな/Nexus of Fate》がないのは変に思えるだろうが、《突破/Crash Through》の方が強力でデッキ制約が薄いんだ。汎用性も見過ごせない。カウンター合戦に使え、赤単のメイン火力を《遁走する蒸気族/Runaway Steam-Kin》や《ギトゥの溶岩走り/Ghitu Lavarunner(DOM)》に投げつけ、《思考消去/Thought Erasure》をコピーする。序盤に使え、後半も有能なんだ。
《選択/Opt》2も変てこだが、《成長のらせん》の追加セットを鑑みると土地を削りたくなかった。土地26選択4ではフラッド必至だが、0枚だと《パルン、ニヴ=ミゼット/Niv-Mizzet, Parun(GRN)》や《アズカンタの探索/Search for Azcanta(XLN)》が弱体化する。
サイドには各デッキの対策カード《押し潰す梢/Crushing Canopy》《強迫/Duress(M19)》《否認/Negate(RIX)》を掻い潜る別軸カードを用意した。未だ一般的には知られてないサイドプランだったので、意表を突けたんだ。
サイドに余裕があれば白単赤単相手のベストカード《楽園の贈り物/Gift of Paradise》を増やしたかったんだが、1枚に絞り込んだ。それよりは他のデッキへの勝率を上げるのに専念した。ネクサス、エスパー、青単が減ると予想できたなら、白単赤単相手に壁になれる《打ち壊すブロントドン/Thrashing Brontodon(RIX)》を《押し潰す梢/Crushing Canopy》より優先したのだが。
サイドプラン
飽くまで一案なので、各自調整してくれ。スタンのデッキは日々変化を遂げている。
スルタイミッド
アウト
イン
メインはガン有利だが、サイド後は「除去どれだけ残してくる?」「こちらの生物で相手を圧倒できるか?」の読みが肝心になる。大会では功を奏したが、今やアグロサイドは知られたので、相手も《人質取り/Hostage Taker(XLN)》を残すだろう。そしたらこちらは《シヴの火/Shivan Fire》4枚目を残すか、《再燃するフェニックス》を入れず《荒野の再生》を4積みに留めよう。
とは言えそれも厳しいけどな。《荒野の再生》+《突破/Crash Through》コンボを《強迫/Duress(XLN)》《否認/Negate(AER)》相手に決めるのは至難だ。
青単
後手アウト
先手アウト
イン
メインはニヴが全て。出るまで生き残るべし。荒野プランで妨害を掻い潜るのは無理ゲーだ。
サイド後は可能な限り動きを柔軟にすること。《中略/Syncopate(DOM)》は後手なら《大嵐のジン/Tempest Djinn》を消せるので強いが、先手なら《悪意ある妨害/Sinister Sabotage》が間に合う。
《再燃するフェニックス》は一見奇妙だが、何でもブロックでき《呪文貫き/Spell Pierce(XLN)》《否認》にひっかからない。
《氷結/Deep Freeze》が対ニヴ唯一の対抗札だが、《押し潰す梢/Crushing Canopy》で割れるぞ!《幻惑の旋律/Entrancing Melody(XLN)》《再燃するフェニックス/Rekindling Phoenix(RIX)》を相手が読んでくるなら、《排斥する魔道士/Exclusion Mage(M19)》がインされるだろうな。
エスパーコン
先手アウト
後手アウト
先手イン
後手イン
これもメイン楽な相手だが、サイド後はよりきつくなる。《強迫/Duress(XLN)》《思考消去/Thought Erasure》を絡めて《正気泥棒/Thief of Sanity》が襲ってくるからだ。
なので後手では《悪意ある妨害/Sinister Sabotage》が間に合わないので《シヴの火/Shivan Fire》を1枚残している。このマッチでは特にハンデスを《発展/Expansion》でコピーするのを頭に入れておけ。
白ウィニー
先手アウト
後手アウト
イン
メインゲロキツ、サイド後も有利にはならないがそれでも勝ちようはある。
《焦熱の連続砲撃/Fiery Cannonade(XLN)》+《発展/Expansion》が最高の勝ち筋。《敬慕されるロクソドン/Venerated Loxodon》に対処でき、《徴税人》のような耐性持ちも潰せる。リスクはあるが《不屈の護衛/Dauntless Bodyguard》も奇麗に潰せる。《焦熱の連続砲撃/Fiery Cannonade(XLN)》を打って優先権を渡そう。そうすれば相手は護衛を起動するので、コピーできる。相手が護衛を起動せず解決を待ったらタフ3を落とせない虞れはあるが、やる価値はあるよ。
《徴税人》を見たら《悪意ある妨害/Sinister Sabotage》は全抜き。とはいえ《中略/Syncopate(DOM)》は2T妨害手段として残そう。
《アダントの先兵》がいない場合はフェニックスを入れる必要はない。
シミックネクサス
アウト
イン
リストに拠るが、やや有利かな。ニヴはカウンター採用型に対する鍵だ。長期戦をコントロールするゲームプランをぶち壊す。引かない場合でも、カウンター合戦で《発展+発破/Expansion+Explosion》が輝く。
赤単
先手アウト
後手アウト
イン
調整当初から絶望的な相性だと自覚はしていたが、当たる率は少ないと予想されていたので気にしなかった。実際、ミシックチャンピオンシップでも5%以下だったので正しかったワケだ。
他アーキへの勝率を下げないで最大限勝てるサイドボードを心掛けた。
《発展+発破/Expansion+Explosion》で火力をコピーし生物を焼くプレイが勝利の鍵なのを忘れないように。温存してると、生物からダメージを食らい過ぎるからな。
結びに
プレイの端緒となれば幸いだ。回すのクソ面白いから。モダンの青スケープシフトを思い出すな…コントロールとして振る舞うのに、慎重にプレイする相手を突然死させるプランがある。
アリーナでプレイする場合は、荒野を唱えたら「フルコントロール」を選択するのを忘れるな。じゃないとマナを無駄にしちまうぞ!
Ravnica Allegiance Limited Set Review: Rakdos By Luis Scott-Vargas
《魔性》
3.5点
無条件除去はいつでも歓迎だし、範囲が広い。99%は生物だろうが、好きなのを何でも殺せる。
《囚われの聴衆》
2.5/3.5点
7マナなので聴衆は限られるだろうが、いざ降り立てば凄まじい。ラクドスアグロに突っ込むよりは、オルゾフコンやグルールランプにタッチしたいな。注目したいのは、ライフを4にする能力はコントロールでも強力だということだ。生物が数体居るだけで良いんだからな。
《教団のギルド魔道士》
3.5点
好きなギルド魔道士だ…強要なんてされてないぞ。軽マナで絢爛を達成させライフを蚕食し、長期戦になれば黒い方でアドも取れる。強い能力がセットになっているので、サイクルでも上の方だ。
《火刃の芸術家》
3.0点
ラクドスの戦略に完全に合致。コストも良いので先ず入る。《反逆の行動(RNA)》とコンボを組めないのは残念だが、相手への圧は高い。これが取れたら、黒の死後持ちの優先度を高めよう。
《的中》
3.0点
名前でシャレ言おうと思ったけど、改変しようがない。占術1のついたイカした除去なので、抜くことはないしタッチも検討する。
《ハックロバット》
3.0点
ラクドスはシャレ好きだな?器用なヤツだが、こいつには乗った。どんな相手とでも相打ちするし、接死のお陰でダブブロも咎める。絢爛ではそこまで軽くならないが、達成する機会もそこそこある。
《災いの歌姫、ジュディス》
4.0点
盤面を制圧しコンバットをぶっ壊す。生物を並べる必要はあるが、そうなれば仕事をこなす。サイズが上がるので無視できず、死亡すれば1点ダメをまき散らす。
《死の嘲り》
1.5点
本体火力にも受け身にも使えるのは興味深い。ETBや回避持ちとの相性が良いのでサイドカードとして使いたいが、先ずはメインで確認してからだな。
《垂木の悪魔》
1.5点
どっちのモードも弱いので、マナ埋め役がいいところ。4マナ4/2は雑魚だし、5マナ4/2+1ディスは僅かに強いものの、下準備が居る。タルいね。
《ラクドスの火輪使い》
4.0点
クソ強。唱えにくいとはいえ生物を除去し2点本体に飛ばした後4/3が残る。4マナとは思えない性能なので、サイクル中最強だ。
《ラクドスの人足》
3.0点
ラクドス垂涎の一品。3マナ3/2はレシオ以下だが、絢爛を確定達成しダメージを加速させるので何時でも入る。他のラクドスのカードと同じく、相手は遮二無二ブロックにかかるのでバットリとの相性が良い。
《名演撃、ラクドス》
4.5点
デーモン・デビル・インプの数は少ないとはいえ、依然こいつは途轍もない。6/6飛行にサノスの殲滅破が付いて来るんだから、相手にしちゃヒヤヒヤもんだろ(Pat Coxはゾンビ5体相手のコイン投げで全部外してたけど)。
《恐怖の劇場》
4.5点
コントロールでさえも強力なカードだ。注意してほしいのは、絢爛を達成したらどのターンに追放していても好きなものをプレイできる。よって評価は爆上がり。おまけ付きの超ドローエンジンとなった。ダメージモードは絢爛達成だけでなく、万策尽した後のフィニッシュ手段にもなる。クソ強いので、喜んで初手取りだ。
《脚光の悪鬼》
2.5点
パッと見、ラクドスなら先ず迎えるしオルゾフにも居場所がある。グルールではちと下がるが、軽くて使い道が広いので、入ったら終わりという訳でもない。2/2と相打ちし、絢爛を達成でき、生贄シナジーを形成する。1マナには過ぎたカードなので、この小鬼を歓迎するよ。
《豪奢+誤認》
3.5点
《豪奢》は軽い除去なので、これだけで使えるよ。《誤認》を撃つ機会はそうそう来ないが、相手をスクリューにする場面もあろう。
《興行+叩打》
3.0点
どちらも手堅い能力だ。タフ1をさっくり潰したり、ライフと手札を攻めたり。こいつはアリだ。
ラクドス最重要コモン
ラクドスのキーワードとかみ合ってはいないが、単純に強い除去だ。タッチも容易なので、早めにピックして損はない。
Ravnica Allegiance Limited Set Review: Simic, and Colorless By Luis Scott-Vargas
《エアロムンクルス》
3.0点
超手堅いカードなので、シミックなら先ず入る。3マナ2/3飛行は上々、3/4になるのでゲームを有利にする。
《応用生術》
3.0点
アリーナで試したが上首尾だよ。様々な状況で使える。コンバットに勝ちつつバウンスしたり、ダブブロを咎めたり。強力で軽いので、いつでも入る。
《生術師の使い魔》
2.0/3.5点
順応山盛りのデッキではぶっ壊れ。生物は際限なく巨大化し、順応コストも減らす。順応持ちが1体でも使うし、複数あればデッキ最強のカードになる。こちらが順応少な目だとしても、相手としては後顧の憂いを絶つべく除去せざるを得ない。
《連合のギルド魔道士》
3.5点
2つの能力が合わさると暴力的だ。順応生物が居なくとも、こいつ自身でカウンター生成できるぞ(マナがちと嵩むが)。
《エリマキ神秘家》
3.0点
他のよりマナ拘束が響いてる。欲しいターンは限られてるのに、森3島1を出してるプレイヤーを手札から見つめる事態はありそうだ。とはいえ、カウンターしてニコイチを取り3/2が残るのでシミックなら喜んで使う。門が3枚以上取れるなら、環境後半は3.5になるかも。
《早駆けるトカゲ蛙》
3.0点
シミックの通例に漏れず、これの強さは+1/+1カウンターの量で決まる。7/7(或いはそれ以上)のトランプルになるのは凄いので、+1/+1手段が4,5枚もあれば上出来。「早駆け」の名前にしては速攻がないが、些細なことかな。
《成長のらせん》
2,0点
悪くはないんだけど、強いタイミングがない。2T目に青緑要求するのはきつい。後半も無駄にならないランプスペルではあるんだけどね。
《円環技師》
3.0点
生き残ればコトだぞ。2マナ生成は爆アドで、シミックはマナの使い道に事欠かない。除去耐性は全くないが、3マナとはいえソルリングは大好きだよ。
《ハイドロイド混成体》
4.5点
効果がたっぷりミックスされたカードだ。6マナで4/4飛行トランプル2ドロー4点ゲインなので(訳註:ゲイン量もXの半分になるのでLSVの勘違い?)、この時点で4.0あげる。それよりも汎用性があり、マナは好きなだけ注ぎ込める。タッチに足るボムなので、見たら考慮しよう。
《首席議長ヴァニファール》
3.5点
出産の殻とはいかないが、長期戦を有利にしてくれるのは変わらず。デッキ構成は正確に把握しとけよ(オンラインなら楽か)。生物を1マナランクアップするのは良い。サイズもそれなりで、除去耐性もある。取れたら生物構成も工夫が要るな…出産の殻マナカーブを組む甲斐がある。
《ヒレバサミダコ》
4.0点
サメはどこにでも出没する…ボムの域の1枚。素の時点でデカく、順応すればブロッカーを寝かせてダメージを稼ぐ。+1/+1を乗せる手段があれば、速やかに敵を喰い尽くす。なんて鮫なんだ…と絶望する相手の姿を見ることになりそうだ。
《シミックの隆盛》
3.0点
シールド:3.5点
長期戦を制してくれるが、使いこなすには準備が要る。《ヒレバサミダコ》なんかの誘発を何度も行えるし、自身の勝利条件も極まれには訪れる。
《楽園党の議長、ゼガーナ》
4.0点
シミックは屈強揃いだな。大抵キャントリが叶い、単体で特大ダメージを叩きこむ。トランプル付与は他にも影響する。上出来なカードなので、活躍に期待する。
《小走りワニ》
1.5点
フィニッシャーにと試みる人は多かろうが、重すぎて優先度は低い。ブロッカーとしては巨大なので、そのうち相手を食べにかかるだろう。
《孵化+不和》
2.5点
生物が14体以上あれば、《孵化》で生物を選べる。《不和》は後に3/3が残るのでディスアドだが、使い道があるのは良いね。
《覆滅+複製》
3.0点
質の高い生物が揃っているなら、《複製》単体で強い。《覆滅》側も、重い順応なんかを消してテンポ取る場面がそれなりにありそう。
シミック最重要コモン
《エアロムンクルス》
手堅過ぎて1択。アンコには+1/+1シナジーがいくらかある。それで充分だし、攻防選ばないので早めに取ろう。
無色
(訳註:《ギルドパクトのガラス壁》《ギルド門通りの公有地》《調和の公有地》の評価は原文で抜けており、未だ追加されていない)
ロケットサイクル
2.0点
1.5点
ロケットは過小評価されてる。遅めのデッキなら積むべきさ。マナ加速しつつ、後半はアドに変換できる。赤いデッキはマナが低めだから点数は下がるが、どのギルドでも使い道があるよ。
《門の巨像》
1.0/3.0点
門がないとゴミだが、5枚以上(理想では6,7枚)あればクソ強。こんなカードを待ってた。門デッキ垂涎のフィニッシャーであり、他のデッキは全く欲しがらない。
《ごみ引きずり》
1.0点
冗談抜きにゴミ。ライブラリーアウトしなくなるが、カード1枚の価値は大概ない。
《ひっかき爪》
1.0点
説明要る?墓地利用デッキなんて組めない。そんなのに当たったらサイドインしよう。
《叫び盾》
1.0点
マナかからなかったら真剣に考えたのになあ。マナが掛かり過ぎるので、これで受けに回るのはムズい。
《ギルドパクトのスフィンクス》
1.5点
重いカード好きからしても、このスフィンクスは重い。色んなコモンで対処されるのが気に食わないので、対処できない相手へのサイド要員だな。
《ギルドパクトの秘本》
3.5点
良いねこれ。マナを生みつつ、アドを生み出し続ける。これが取れたら門デッキを組みに行くが、ちょこっとタッチした3色デッキでも使い出がある。
2色土地
3.0点
2色合っているなら並のプレイアブルより優先するが、最優先まではしない。門デッキでは更に高くなり、ショックランドすら凌駕しうる。
Ravnica Allegiance Limited Set Review: Orzhov By Luis Scott-Vargas
《聖堂の鐘憑き》
3.5点
相手に痛打をお見舞いするカードだ。3点ゲインと1ディスの後、結構なサイズの生物が居座る。色拘束がきついとはいえ、4マナには過ぎた生物だ。
《天上の赦免》
5.0点
セット内最強のカードに見える。一見強大なファッティでも、これに抗するのは難題だ。タフ1を皆殺しにして2サイズ上の生物と戦えるようになり、飛行トークン2/2を生み始める。クソゲー装置なので、余程劣勢でない限り太刀打ちできない。カットする、タッチする、何が何でも使う…。最強。
《最後の支払い》
3.0点
1枚目なら(最後なのに?)、良いカード。2枚目以降はコストが痛くなるが。死後トークンが多ければ何枚でも積めるので、借金生活に入る際の豆知識に。
《欲深いスラル》
3.5点
5マナ3/3飛行で及第だが、2点ドレインで易々飛び越える。クロックを加速し、劣勢を支える5マナ圏なのであるだけ積む。
《傲慢な支配者》
3.0点
優秀な2マナ圏。アドが取れるし警戒のお陰で2マナ相手に殴りつつ防御もこなす。相手にするのは厄介だ。単体で強いので、どんな形のオルゾフにも馴染むよ。
《オルゾフの簒奪者、ケイヤ》
2.5点
能力に幅はあるが、総じて強力とは呼べない。-1能力はトークンを殺せるので死後に強いが、それ以外では盤面に何ら触れない。奥義の達成は速いが大したことないので、使い道としてはコントロールのゲイン手段か、死後対策だろう。
《ケイヤの怒り》
4.0点
色拘束がきついので、本来打ちたい4T目に唱えにくいが依然オルゾフのゲームプランに合致した強力なカードだ。こちらは死後トークンが残るので、相手はそれらに行く先を阻まれる。全除去とギルドの能力がかみ合っているので、早めに取れたらコントロールを組み始めるよ。
《絶息の騎士》
2.0点
《今わの際/Last Breath(THS)》ついてるワケでもないし、その対象にもならないな。嘘つきかよ。クッソ重いし、バウンスや追放除去の餌になる。死後3は強力な除去耐性だし、起動能力もなかなか良い。コントロールのフィニッシャーにピッタリだが、除去以外で対処できる相手にはアウトする。
《屈辱》
3.5点
最上の除去なので、タッチも構わない。エンチャ除去も嬉しい効果で、《法魔道士の束縛》をコンバット中に剥がせばニコイチ取れる。
《無慈悲な司教》
3.0点
起動能力のお陰で自軍最弱とコンバット相手の1:1交換になり、生贄によって死後持ちやPIG能力の活用が叶う。出来た2マナ圏なので、いつでも使おう。
《秤の熾天使》
4.5点
死後2の時点で評価は天井知らず。4/3飛行警戒接死はぶっ飛んでるが、死んだ時に1/1飛行が2体出る能力のお陰で真のボムとなった。
《組織のギルド魔道士》
3.0点
及第点だが、それほどでもない。4/4を寝かせられるが、3/3飛行は無理だ。決め手になる場合もあるが、5マナ起動は大変重い。オルゾフで抜くことはないが、上等な除去より優先はしない。
《テイサ・カルロフ》
1.5/3.0点
4マナ2/4はサイズがあるので、死後持ちが少なくとも使える。4体以上ともなれば強力なカードになる。他にもPIG持ちは居るので、そいつらとも仲が良いな。
《ヴィズコーパの吸血鬼》
2.0点
唱えやすく相打ちを強いるので、時代の敗北者にはならない。盤面を制圧するわけではないが、相打ちと3点ゲインが出来るから、悪くない3マナだよ。
《昇華+消耗》
3.5点
強力なのはデカ物を落としてゲインする除去モードなので、サイクリングは小さなオマケだ。使う機会は少なそうだが、選べること自体はメリットだぞ。
《回生+会稽》
2.5点
《回生》の対象に困らないなら良し。小粒回収を主軸にしつつ、《会稽》で痛打を食らわすことも出来る。こういう分割は良いね。とても限定的な能力であっても主モードが補ってくれるから汎用性が広がる。
オルゾフ最重要コモン
《欲深いスラル》
《傲慢な支配者》とも迷ったが、強力な5マナに軍配が上がった。デッキを選ばず替えの利かない枠だ。
オルゾフは生贄シナジーがいくらかあり、絶対に組めないワケではない。アドの取れる交換を狙うミッドレンジ/コントロールが組めそうだ。除去は豊富で、その路線を後押しする。