Ravnica Allegiance Limited Set Review: White By Luis Scott-Vargas
天使の称賛
3.0点
アゾリウス/オルゾフの仕上がりが不明で評価に困る部分があるが、生物が14体以上用意できるデッキでは効果は強力に思える。修正は+3/+3もあれば大層なもんだし、達成も難しそうではない。
恩寵の天使
4.5点
ほぼ満点だ。瞬速飛行で急襲するだけでなく、必敗の場面でも生き永らえる。ドンピシャ除いてもなお強いので、これぞ本物のボムの証だ。早めに引いたらアタッカーを削いで殴り始めろ。後半引いたなら致死ダメージを逃れつつ、相打ち(又はチャンプ)すれば次のターンにライフは10に舞い戻る。いついかなる時も強いカードだ。
アーチ道の天使
1.0/3.0点
専用デッキが必要だな。3/4飛行に6マナもかけるなら4点以上はゲインしたい。場に出る頃には十分なゲインが可能だろうから、門デッキも楽しそうだ。
拘引者の熱情
2.5点
お気に入りの1枚。1マナ+2/+2修正はプレイアブルだし、フィニッシュ手段にもなるから評価は更に高い。熱情に水をかける要素はアゾリウスもオルゾフも防御的なアーキゆえにバットリの優先度が低いことか。とはいえ質は高いので良く使うことになるよ。
公判への移送
2.5点
シールド:3.0+点
3マナなのでメインに1枚は挿してよし。環境がデカ物揃いでもなければ、複数はお勧めしない。シールドはその限りじゃないがね。
護民官の重鎮
2.5点
下振れはし辛い。4マナ3/3でも一応カードだ。サイズを上げ3/3に2/2が突っ込むことになるから、理想的な状況では大打点を叩き出す。デッキの攻撃性がますほど強さは上がるが、大概のミッドレンジで使いうるよ。使いこなすにはマナカーブが重要になるので、枚数取れたら2~3マナ圏を厚くしような。
協約のペガサス
2.5点
2マナ1/3飛行とは古典的だが、見た目以上のもんだよ。1枚は積めるし、マナカーブを下げたいなら複数も可。レシオと軽さの相性が抜群だし、死後トークンの1/1で溢れることも踏まえれば普段より活躍するさ。
日晒し
1.0点
シールド:3.0点
いつも通り、解呪系はドラフトならサイド、シールドならメインからだ。今回も例外ではないので、賢い選択をしような。
立ちふさがる霊
3.0点
熾烈なダメージレース下では、結構なライフを稼いで(若しくは相手の呪文を1T遅らせて)くれる。3マナ3/3には過ぎたおまけなので、アグロでもコントロールでも、どんな白デッキにもフィットする。
ハズダーの士官
1.5点
3マナ3/2はコンバットで直ぐ死ぬ輩だから、好きになれないな。生物パンプのおまけがあったって、マナ域を埋めるカードに過ぎないよ。
第1管区の勇士
3.5点
隊長が勇士に勝つのはお笑いだが(管区の隊長は2/2先制攻撃)、取れたら喜んでデッキに入れる。ゲームが続けばトークンは並ぶし、1体出た時点でアド。最大に活かすならアグロだが、コントロールデッキでもチャンプトークンを並べるカードは有能だ。
情熱的な扇動者
2.5点
このセットは魅力的な熊揃いだが、こいつも情熱的に抱きしめてやりたい。トークンもゲインシナジーも要らない。単に生物が多ければ、仕事をこなすさ。
大司法官の扉
2.0点
強力なETB生物が居れば価値はうなぎ登りだが、除去避けとしても申し分なし。コンバットでシャクる用にはおススメしないな。裏目が多いし、先制攻撃付与で勝てる局面は多くない。
悲しみの騎士
2.0点
哀しいことに5マナ圏を厚くしなくちゃいけない…そんな時は出番だ。相打ちしつつ1/1を遺す。デカ物2体を受け止め時を稼げるから、土壇場の壁役にも使える。
のし歩く城塁
4.0点
フレーバー:5.0点
恰好も能力もイケてる。クソデカ5マナ生物であり、たとえ相手が除去しようともETBを再発させる。最大の敵は平和なべ能力だ。城塁も乗客も失われるから。
債務の聖職者
3.5点
最高。アドカードは何が何でも褒めるワケじゃないが、こいつは良い。相打ちに末に盤面に多大な影響を残すし、相手がこいつの死に乗り気じゃない場合でも生贄カードとシナジーできる。
うろつくカラカル
1.5点
1/1に溢れた世界では、3/1は下層をうろつくのみ。 猫は犬より弱いもんだが、このセットでは熊以下だ。
戦いへの結集
2.5/3.5点
生物で固めたデッキなら、上振れは高い。状況次第では1:2~3交換取れるので見返りは大きい。全軍突撃しても裏目がないので、返しに仕留められる恐れもない。大概のデッキに入るし、アグロなら猶更だ。
毅然たる番犬
3.0点
忠犬。序盤を防ぎ後半は生物を守る。自軍の要を更に強化する先置きバットリだ。ほぼ全ての脅威から守ってくれる。
歩哨の印
3.5点
とんでもないバットリだな。着地に成功してコンバットを生き残ったら、後に+1/+2修正が残るのはすさまじい。メインで貼り付けて特大ゲインする手もあるので、どちらも選べるのは優秀だ。良いカードだって、お墨付きをあげる。
空の縛め
3.0点
地上で攻めるデッキには要らないが、他の(コントロールや飛行)デッキなら違う。アタッカーを止められ、飛行も奪えるので趨勢を大きく変える。
息詰まる徴税
1.0点
仮令「毎ターン宝箱生成」だったとしてもショボいし、 それよりずっと弱い。沢山ドローする相手には効果があるかもしれないが、それでも相手に選択権があるんだから救えない。
尖塔の霊
3.5点
良レシオ・飛行・強化能力のセットはいつだって好きだが、アゾリウスにもオルゾフにもフィットするのが素敵だ。
略式判決
3.0点
受け身ではあるが、軽く範囲も広い除去なので余程のアグロで飛行生物がないのでもない限り抜かない。のちのち評価が変動するかもしれないが、現時点では良カード扱い。
組織の伝書使
3.0点
手紙を届けつつ、死後も空を飛ぶ。マナに見合うレシオなので、他の選択肢が余程でない限り抜かないよ。
第10管区の古参兵
1.5点
第十管区の奴らは不出来だなあ。《第10管区の守備兵/Tenth District Guard》もヘボかったが、これもどっこい。コンバットでアンタップするのは微妙だし、3マナ2/3も見劣りする。
徴税人
3.0点
ドラフトでは上っ側のテキストはそうそう働かないが、2マナ2/1死後の時点で上等。それにバットリや除去を撃ちづらくするのだから美味しいな。
黄昏の豹
2.0点
実質二色カードだが、オルゾフでなら合格。グルールやシミック相手に大活躍するが、大方のマッチで良い壁になる。
不敗の陣形
3.5点
ぶっ壊れってほどじゃないが、強力。大概附則モードで撃つが、非常時には自軍を護る盾となる。恒久的に強化しつつ裏目ゼロのアタックは強力なので、生物の多いデッキならどこでも大活躍だ。
要人深い巨人
1.5点
6マナにしては面白いカードだが、6マナ圏を早めに取るメリットは余りないし、そのマナ域でも優先されそうにない。マナカーブのトップに据えるのも可なので、重量カードが足りなければドラフト時には高めに評価しよう。
コモン3選
3位:公判への移送
2位:組織の伝書使
1位:略式判決
拘引者の熱情が公判への移送に取って代わるかもしれないが、白いデッキがどれだけアグロに寄るか次第だな。そこそこ止まりなので、(コモンに限れば)積極的に白をやる理由はなさそうだ。